Notionで議事録を自動作成する方法 AI機能・テンプレート・活用のコツを解説
2026年9月14日
著者:NEXT SCALE編集部
監修者:石丸真平

「会議のたびに議事録を手作業で書くのが負担になっている」「Notion AIを使えば議事録が自動で作れると聞いたが、具体的なやり方がわからない」。議事録作成の効率化を求めてNotionの活用を検討する方は増えています。
Notionでは、AI機能(AIミーティングノート)を使うことで、会議の音声を文字起こしし、要約・決定事項・アクションアイテムの抽出までを自動で行うことが可能です。さらにNotionのデータベース機能と組み合わせれば、過去の議事録をプロジェクトや日付で検索・管理でき、タスク管理との連携も実現できます。
この記事では、Notionで議事録を自動作成する具体的な手順、テンプレートの構成、Zoom・Google Meetとの連携方法、そして運用を定着させるためのコツと注意点まで、実務に役立つ情報をまとめています。
| 確認したいポイント | 結論 | 詳細 |
| Notionで議事録の自動作成はできるか? | AI機能で下書きまで自動化可能 | AIミーティングノートで音声の文字起こし・要約・決定事項の抽出が可能です。最終確認は人が行います |
| 料金はかかるか? | AI機能は有料プランが必要 | AIミーティングノートを含むNotion AIをフルに使うにはBusinessプラン以上が必要です。FreeとPlusは試用の範囲に限られます |
| Zoomなどと連携できるか? | 主要ツールに対応 | Zoom、Google Meet、Microsoft Teamsの音声をNotionが直接録音・文字起こしできます(デスクトップ版) |
| テンプレートはあるか? | 公式・カスタム両方使える | Notion公式のAI搭載テンプレートがあるほか、自社の会議形式に合わせたカスタムテンプレートも作成できます |
この記事でわかること
・Notionで議事録を自動作成するための機能と仕組み
・AIミーティングノートの具体的な使い方(3ステップ)
・議事録テンプレートの構成とカスタマイズ方法
・Zoom・Google Meet・Teamsとの連携方法
・議事録の自動作成を定着させるための運用のコツ
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Notionで議事録を自動作成できる仕組みと機能
Notionでの議事録自動作成を始める前に、どのような機能を使い、何が自動化できるのかを整理しておきましょう。
Notion AIの議事録関連機能
Notionには、議事録作成を効率化するためのAI機能が複数搭載されています。中核となるのが「AIミーティングノート」です。この機能は、会議の音声をリアルタイムで文字起こしし、会議終了後に要約・決定事項・アクションアイテムを自動で生成します。
AIミーティングノートが自動化できる範囲は以下の4つです。
1. 音声の文字起こし:会議の音声をリアルタイムでテキストに変換します。話者の識別にも対応しています。
2. 内容の要約:文字起こしされた内容をAIが要約し、会議の要点を数行にまとめます。
3. 決定事項の抽出:会議中に決まったことをAIが自動的にリストアップします。
4. アクションアイテムの生成:会議後に対応が必要なタスクをToDo形式で自動生成します。
ただし、AIが自動作成するのはあくまで「下書き」であり、正式な議事録として確定するには人による確認と修正が必要です。AIの要約は文脈を誤解する場合があるため、特に決定事項やアクションアイテムは必ず人がチェックしましょう。
Notionが議事録管理に選ばれる理由
議事録の作成・管理ツールとしてNotionが注目されている理由は、議事録の作成からタスク管理・プロジェクト管理までを1つのツール内で完結できる点にあります。
WordやGoogleドキュメントで議事録を作成すると、議事録ファイルがフォルダに散在し、過去の経緯を追うのが困難になりがちです。Notionのデータベース機能を使えば、議事録をプロジェクト・日付・参加者・ステータスで分類・検索でき、蓄積されるほど活用しやすくなります。
また、議事録内のアクションアイテムをNotionのタスク管理データベースにリンクさせることで、「会議で決まったタスクが実行されたか」を追跡する仕組みも構築できます。
Notionの公式ヘルプではAIミーティングノートの詳細な使い方が紹介されています(参考:Notion公式 – AIミーティングノート)。
Notionで議事録を自動作成する手順|3ステップ
ここからは、Notion AIのミーティングノート機能を使って議事録を自動作成する具体的な手順を解説します。
ステップ1:議事録データベースとテンプレートを準備する
まず、議事録を蓄積するためのNotionデータベースを作成します。サイドバーの「+」ボタンから新規ページを作成し、「テーブル」ビューを選択します。
データベースの列(プロパティ)として、以下の項目を設定しておくと管理がしやすくなります。
会議名(タイトル)、日時(日付)、参加者(マルチセレクト)、プロジェクト(セレクト)、ステータス(セレクト:下書き/確認済み/完了)、次回アクション期限(日付)。
次に、データベース内にテンプレートを作成します。テンプレートには「議題」「議論内容」「決定事項」「アクションアイテム」「次回予定」のセクションをあらかじめ用意しておくと、会議ごとに同じフォーマットで議事録を作成できます。
ステップ2:AIミーティングノートで会議を録音・文字起こしする
会議が始まったら、NotionのデスクトップアプリでAIミーティングノートを起動します。新規ページを開き、スラッシュコマンド「/meet」を入力すると、ミーティングノートのブロックが挿入されます。
「録音開始」をクリックすると、PCのシステム音声(Zoom、Google Meet、Microsoft Teamsなどの会議音声)がリアルタイムで文字起こしされます。会議中は話者ごとにテキストが分割され、誰がどのような発言をしたかが記録されます。
会議が終了したら「録音停止」をクリックします。数十秒〜数分後にAIが文字起こしの内容を分析し、要約・決定事項・アクションアイテムを自動生成します。
ステップ3:AIの出力を確認・修正して議事録を確定する
AIが生成した内容を確認し、誤りや抜け漏れがあれば手動で修正します。特に以下の点をチェックしましょう。
要約が会議の論点を正確に反映しているか。決定事項に漏れや誤解がないか。アクションアイテムの担当者と期限が正しく記載されているか。固有名詞や専門用語が正しく表記されているか。
確認が完了したら、ステータスを「下書き」から「確認済み」に変更し、参加者に共有します。Notionのメンション機能(@ユーザー名)を使えば、特定のメンバーに直接通知を送ることもできます。
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議事録テンプレートの構成とカスタマイズ
Notionの議事録テンプレートは、会議の種類に応じてカスタマイズすることで、より実用的なものになります。ここでは、おすすめの構成とカスタマイズのポイントを紹介します。
議事録テンプレートの基本構成
汎用的な議事録テンプレートは、以下の5つのセクションで構成するのが実用的です。
1. 基本情報:会議名、日時、場所(またはオンライン会議のURL)、参加者、ファシリテーター、記録者
2. 議題一覧:事前に決まっている議題と、各議題に割り当てる時間の目安
3. 議論内容:各議題について話し合われた内容の要点。AIミーティングノートの要約をここに反映します
4. 決定事項:会議で合意に至った事項の一覧。「何を」「いつまでに」「誰が」を明記
5. アクションアイテム:会議後に実行すべきタスクの一覧。担当者、期限、優先度を記載。NotionのToDoブロックを使うとチェックボックス付きで管理可能
会議の種類別にテンプレートを分ける
定例会議・1on1・商談・プロジェクトキックオフなど、会議の種類によってテンプレートを分けておくと、議題や記録項目を会議の目的に最適化できます。
たとえば、1on1ミーティングのテンプレートであれば「前回のアクション振り返り」「今週のハイライト」「課題・困っていること」「次回までのアクション」といったセクション構成が適しています。商談の議事録であれば「顧客の課題」「提案内容」「見積もり条件」「次回アクション」といった構成になるでしょう。
Notionのデータベーステンプレート機能を使えば、会議の種類に応じたテンプレートをワンクリックで呼び出せるため、毎回の設定の手間が省けます。
Zoom・Google Meet・Teamsとの連携方法
Notionの議事録自動作成機能は、主要なオンライン会議ツールと連携して使うことで、真価を発揮します。
AIミーティングノートのシステム音声録音
Notionのデスクトップアプリ(Mac・Windows)では、PCのシステム音声を直接録音して文字起こしする機能が搭載されています。この機能を使えば、Zoom・Google Meet・Microsoft Teamsなどのオンライン会議の音声を、ツール側の特別な設定なしで録音できます。
使い方はシンプルで、会議中にNotionのミーティングノートブロックで「録音開始」をクリックするだけです。Notionがバックグラウンドで会議音声を拾い、リアルタイムで文字起こしを行います。
Notionカレンダーとの連携
Notionカレンダーと連携させると、カレンダーに登録した会議の予定から、ミーティングノートを自動で作成できます。会議の開始前にNotionカレンダーからノートを生成しておけば、議題や事前共有資料をあらかじめ記載した状態で会議に臨めます。
Google カレンダーと同期する設定にしておけば、Googleカレンダー上の予定からもNotionの議事録ページを自動生成できるため、既存のカレンダー運用を変えずに導入できます。
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Notion議事録の自動作成を定着させるための5つのコツ
ツールを導入しても、運用が定着しなければ効果は出ません。ここでは、Notionでの議事録自動作成をチームに定着させるためのコツを紹介します。
コツ1:会議前に議題と参加者を記入しておく
AIの要約精度を高めるには、会議前にNotionの議事録ページに議題と参加者を記入しておくことが効果的です。AIは事前に書かれた情報をコンテキストとして活用するため、議題が明記されていると、要約がより的確になります。
コツ2:AIの出力をそのまま正式議事録にしない
AIが生成した内容はあくまで下書きとして扱い、必ず人が確認・修正してから共有しましょう。特に決定事項やアクションアイテムは、AIが文脈を誤解している場合があるため、出席者に確認を取ることが重要です。
コツ3:議事録とタスク管理データベースを連携させる
議事録内のアクションアイテムを、Notionのタスク管理データベースにリレーション(関連付け)させることで、「会議で決まったタスクが実行されたか」を追跡できます。議事録を書いただけで終わらせず、実行につなげる仕組みを作りましょう。
コツ4:テンプレートのフォーマットをチームで統一する
議事録の書き方がメンバーごとにバラバラだと、あとから検索・参照する際に不便です。テンプレートをチームで統一し、全員が同じフォーマットで議事録を作成するルールを決めておきましょう。
コツ5:すべての会議で使おうとしない
議事録の自動作成は便利な仕組みですが、すべての会議に適用する必要はありません。定例会議や意思決定を伴う会議には有効ですが、ブレインストーミングや軽い相談には過剰な場合があります。「どの会議で議事録を残すか」のルールを事前に決めておくと、運用負荷を抑えられます。
業務効率化のアイデアをより幅広く検討したい方は、業務効率化アイデア55選の記事もあわせてご確認ください。AI活用による業務改善については、ネクストスケールのAIコンサル・AX伴走支援のサービスもご活用ください。
Notion AI議事録の注意点と制約
Notion AIの議事録機能を活用する際に、知っておくべき制約と注意点を整理します。
注意点1:AI機能は有料プランが必要
Notion AIの文字起こし・要約機能をフルに使うには、Businessプラン以上の契約が必要です。FreeプランとPlusプランでもNotion AIを試せますが、試用の範囲に限られます。最新の料金は公式サイトで確認してください。導入前にプランの確認をしましょう。
注意点2:日本語の文字起こし精度に限界がある
Notion AIの文字起こしは多言語に対応していますが、日本語の精度は英語に比べると劣る場合があります。特に専門用語、固有名詞、早口の発言は誤認識されることがあるため、文字起こし結果は必ず確認してください。
録音環境も精度に影響します。マイクの品質、周囲の雑音、複数人の同時発言は精度低下の原因になるため、オンライン会議ではヘッドセットの使用を推奨します。
注意点3:機密情報の取り扱いに注意する
会議の音声をNotionのAI機能で処理する場合、音声データがNotionのクラウドサーバーに送信されることを意識しておく必要があります。機密性の高い会議(人事・法務・M&Aなど)の議事録にAI機能を使用する場合は、社内のセキュリティポリシーに照らして問題ないか事前に確認しましょう。
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まとめ
Notionの議事録自動作成は、AIミーティングノート機能を中心に、文字起こし・要約・決定事項の抽出・アクションアイテムの生成までを効率化できる仕組みです。Zoom・Google Meet・Teamsなどの主要なオンライン会議ツールと連携し、会議音声をリアルタイムで処理できます。
運用を定着させるためには、会議前に議題を記入しておくこと、AIの出力をそのまま正式議事録にしないこと、タスク管理データベースと連携させること、テンプレートをチームで統一することがポイントです。
一方で、AI機能には有料プランが必要であること、日本語の文字起こし精度に限界があること、機密情報の取り扱いに注意が必要であることも押さえておきましょう。まずは定例会議など負担の大きい会議から試し、段階的に活用範囲を広げていくのがおすすめです。
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この記事の監修者
株式会社ネクストスケール 代表取締役




