Zapierとは 使い方・料金プラン・活用事例と他ツールとの違いを解説【2026年】

Zapierとは 使い方・料金プラン・活用事例と他ツールとの違いを解説【2026年】

日々の業務で「メールが届いたらスプレッドシートに転記する」「フォームの回答をSlackに通知する」といった定型作業に時間を取られていないでしょうか。こうした手作業を自動化できるツールとして、Zapier(ザピアー)が注目を集めています。

Zapierは、9,000種類以上のWebサービスをノーコードで連携し、業務フローを自動化できるクラウドツールです。プログラミングの知識がなくても、「トリガー」と「アクション」を設定するだけでワークフローを構築できるため、エンジニア以外の担当者でも活用できます。

一方で、「料金プランの仕組みが分かりにくい」「Make(旧Integromat)やPower Automateと何が違うのか」といった疑問も多く聞かれます。本記事では、Zapierの仕組みから料金体系、具体的な活用事例、他ツールとの比較まで、導入を検討するうえで必要な情報を一通り整理しています。

確認したいポイント結論詳細
Zapierとは何ができるツールか?複数のWebサービスをノーコードで連携し業務を自動化9,000以上のアプリに対応し、トリガーとアクションの組み合わせでワークフローを構築します
料金はいくらかかるのか?無料プランあり、有料は月額$19.99〜無料は月100タスクまで。有料プランは実行するタスク数に応じて段階的に料金が上がる仕組みです
他の自動化ツールとの違いは?連携アプリ数と操作の手軽さが強みMakeは複雑なフロー構築、Power AutomateはMicrosoft連携に強く、用途で使い分けます
導入時に注意すべき点は?日本語非対応とタスク消費量の把握管理画面は英語のみですが操作は直感的。タスク数の数え方を事前に理解しておくことが重要です

この記事でわかること

・Zapierの仕組みと、業務自動化における位置づけ

・無料プランと有料プランの違い、タスクの数え方

・Zapの作成手順と、業務シーン別の活用事例7選

・Make・Power Automateとの機能・料金の違い

・導入前に確認しておきたい注意点と対策

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目次

Zapierとは

Zapierの基本的な仕組みと、なぜ多くの企業が導入を検討しているのかを整理します。

Zapierの概要と仕組み

Zapier(ザピアー)は、異なるWebサービス同士をノーコードで連携し、業務フローを自動化するクラウドサービスです。2011年にアメリカで創業し、2026年時点で9,000種類以上のアプリとの連携に対応しています。

Zapierで作成する自動化フローは「Zap(ザップ)」と呼ばれます。Zapは「トリガー(きっかけ)」と「アクション(実行)」の2つの要素で構成されます。たとえば「Googleフォームに回答が届いたら(トリガー)、Slackに通知を送る(アクション)」のように設定します。

従来、このようなアプリ間の連携にはAPIの知識やプログラミングが必要でしたが、Zapierでは画面上の操作だけでワークフローを組み立てられるため、営業やマーケティング、バックオフィスの担当者でも自力で業務の自動化に取り組めます。

さらに2025年以降は、AIエージェント機能の拡充が進んでいます。Zapier上でAIチャットボットを構築したり、AIが文章の要約や分類を自動で行うワークフローを組み込んだりすることが可能です。たとえば、問い合わせメールの内容をAIが自動で分類し、カテゴリに応じた担当者に振り分けるといった運用が実現します。

こうした進化により、Zapierは「アプリ同士をつなぐツール」から、「AIを組み込んだ業務自動化のプラットフォーム」へと位置づけが変わりつつあります。今後のアップデートにも注目しておくべきツールです。

Zapierが注目される背景

Zapierへの関心が高まっている背景には、企業のDX推進と業務効率化への要請があります。経済産業省が公表したDXレポートでは、日本企業がDXを実現できなかった場合に大きな経済損失が生じる可能性が指摘されており、業務プロセスのデジタル化は全業種で急務とされています(参考:経済産業省 産業界のデジタルトランスフォーメーション(DX))。

しかし、DXの推進にあたって「社内にエンジニアがいない」「ツール導入に多額の開発費をかけられない」という壁を抱える企業は少なくありません。Zapierはノーコードで導入でき、無料プランから試せるため、IT人材が限られる中小企業やスタートアップでも手軽にDXの第一歩を踏み出せる点が支持されています。

加えて、SaaSの普及により1社あたりが利用するクラウドサービスの数が増え、サービス間のデータ連携や通知の手動処理が業務負荷になっているケースも増えています。ある調査では、中堅企業が利用するSaaSの数は平均で20〜30種類にのぼるとされており、それぞれのツール間でのデータの手動転記は無視できない工数です。

Zapierはこうした「SaaS間のつなぎ」を自動化するハブとして、国内でも導入が広がっています。特にバックオフィスや営業部門のルーティンワークを自動化する用途で活用されており、IT部門主導ではなく現場の担当者自身が業務改善に取り組める点が評価されています。

Zapierの料金プラン【2026年版】

Zapierの料金は「タスク数」をベースにした従量制です。ここでは各プランの内容と、見落としやすいタスクの数え方について解説します。

無料プラン(Free)でできること

Zapierは無料プランでも基本的な自動化を試すことが可能です。無料プランの主な制限は以下のとおりです。

・月間タスク数:100タスクまで

・Zapの数:最大5個

・ステップ数:1トリガー+1アクションの2ステップまで

・実行間隔:15分ごと

条件分岐やマルチステップ(3つ以上のアプリを連携するフロー)は利用できませんが、「Gmailで受信したらスプレッドシートに記録する」程度のシンプルな自動化であれば十分に機能します。まずは無料プランで操作感を確かめてから、有料プランへの移行を検討するのが合理的です。

有料プラン(Professional / Team / Enterprise)

2026年時点のZapierの有料プランは3段階に分かれています。以下は年払い時の価格です(米ドル建て)。

プラン月額料金(年払い)月間タスク数主な特徴
Free無料1002ステップZap、5Zap、15分間隔
Professional$19.99〜750〜マルチステップ、条件分岐、Webhook対応
Team$69〜2,000〜最大25ユーザー、共有Zap、権限管理
Enterprise要問合せカスタムSSO、年間タスク管理、専任サポート

個人事業主や少人数チームが本格的に使うなら、Professionalが実質的なスタートラインになります。部門単位でZapを共有したい場合はTeam、全社導入にはEnterpriseが適しています。年払いは月払いより約33%安くなるため、契約前に年払い・月払いの両方の金額を確認することを推奨します。

タスクの数え方と見落としやすいポイント

Zapierの課金で最も注意すべきは、タスクはZapの実行回数ではなく、アクション(ステップ)の実行1回ごとに1タスク消費されるという仕組みです。

たとえば、「Googleフォーム回答 → スプレッドシート記録 → Slack通知 → メール送信」という4ステップのZapを1回実行すると、トリガーを除いた3アクション分で3タスクを消費します。このZapが1日10回動けば、1日30タスク、月間で約900タスクになります。

タスクの消費量を正確に見積もるには、「1回のZap実行あたりのアクション数 × 月間の実行回数」で計算してください。導入前の14日間無料トライアルで実際のタスク消費量を計測し、適切なプランを選ぶのがコスト管理のポイントです。

なお、Zapierのダッシュボード上でタスクの消費状況をリアルタイムで確認できるため、トライアル期間中に消費ペースを観察しておくと、本契約時のプラン選定に役立ちます。月の途中でタスクが上限に達した場合は、次の請求サイクルまでZapの実行が停止される仕組みになっているため、業務に影響が出ないよう余裕を持ったプランを選ぶことが大切です。

関連記事:AIツール比較|法人利用で見るべき7つの軸と主要ツールの違い

Zapierの使い方|Zap作成の基本手順

ここからは、Zapierの具体的な操作方法を解説します。アカウント登録から最初のZap作成までの流れを3ステップで紹介します。

ステップ1:アカウント登録と初期設定

Zapierの公式サイト(zapier.com)にアクセスし、Googleアカウントまたはメールアドレスで無料登録します。登録は数分で完了し、クレジットカードの入力も不要です。登録後はダッシュボードが表示され、ここからZapの作成・管理・実行履歴の確認を行います。

初回登録時に業務内容や使用しているツールを入力すると、おすすめのZapテンプレートが表示されます。テンプレートを使えば、ゼロから設定する必要がなく、数クリックで最初の自動化を体験できるため、まずはテンプレートから始めるのがおすすめです。「Gmail × Googleスプレッドシート」「Googleフォーム × Slack」など、人気の高い組み合わせがあらかじめ用意されています。

管理画面は英語表記ですが、ブラウザの翻訳機能を併用すれば操作に支障はありません。アイコンやドロップダウンを中心とした直感的な設計になっており、ITツールの操作に慣れている方であれば、英語が得意でなくてもスムーズに使い始められます。

ステップ2:トリガーとアクションの設定

Zapの作成画面で、最初に「トリガー」を設定します。トリガーとは、自動化のきっかけとなるイベントのことです。たとえば「Googleフォームに新しい回答が送信されたとき」「Gmailに新着メールが届いたとき」などを選択します。

次に「アクション」を設定します。アクションは、トリガーが発動したときに実行される処理です。「Googleスプレッドシートに行を追加する」「Slackの特定チャンネルにメッセージを送る」などを指定します。

トリガーとアクションを設定したら、テスト実行で動作を確認します。テストが正常に完了したことを確認してからZapをオンにするのが基本です。テストを省略すると、意図しない動作が本番環境で発生する可能性があります。

ステップ3:マルチステップZapと条件分岐の活用

有料プランでは、1つのトリガーに対して複数のアクションを連鎖させる「マルチステップZap」を作成できます。たとえば以下のようなフローが構築可能です。

・Googleフォームに回答が届く(トリガー)

→ Googleスプレッドシートに記録(アクション1)

→ Slackの営業チャンネルに通知(アクション2)

→ 担当者にGmailで自動返信(アクション3)

さらに「Paths」機能を使えば、条件分岐も設定できます。たとえば「フォームの回答内容が『法人』の場合はSalesforceに登録し、『個人』の場合はMailchimpのリストに追加する」といった処理が可能です。

マルチステップZapを活用することで、1つのトリガーから複数のツールに同時にデータを流す運用が実現し、手動のコピー&ペースト作業を大幅に削減できます。

Zapierの活用事例7選|業務シーン別に紹介

Zapierはさまざまな業務で活用されています。ここでは、導入効果が出やすい代表的な7つの活用事例を業務シーン別に紹介します。

営業・マーケティングでの活用

事例1:フォーム回答からリード情報を自動でCRMに登録

Webサイトの問い合わせフォーム(Googleフォーム、Typeformなど)に入力があると、自動でSalesforceやHubSpotにリード情報を登録するZapです。手動入力の手間と入力ミスを同時に解消できます。

事例2:SNS投稿の自動マルチ展開

Instagramに画像を投稿すると、同じ内容をFacebookやX(旧Twitter)にも自動で展開するZapです。SNS運用の負担を軽減しつつ、投稿の一貫性を維持できます。

事例3:メルマガ配信リストの自動更新

新規顧客がECサイトで購入したタイミングで、Mailchimpの配信リストに自動追加するZapです。顧客情報の手動追加が不要になり、リストの鮮度が保たれます。

バックオフィス業務での活用

事例4:請求書の自動生成と通知

Googleスプレッドシートに売上データが追加されたタイミングで、請求書作成ツール(Misoca、freeeなど)に自動でデータを送り、経理担当者にSlackで通知するZapです。月末の請求業務を大幅に効率化できます。

事例5:採用応募の一元管理

求人サイトやGoogleフォーム経由の応募データを自動でスプレッドシートに集約し、採用担当者にメール通知するZapです。複数の応募経路を一元管理でき、対応漏れを防止します。

カスタマーサポートでの活用

事例6:問い合わせ内容の自動分類と担当者アサイン

問い合わせフォームの内容をZapierのFilter機能で分類し、カテゴリに応じて異なるSlackチャンネルや担当者に振り分けるZapです。対応スピードの向上と属人化の解消に効果があります。

事例7:顧客アンケートの自動集計と可視化

Typeformで回収したアンケート結果を自動でGoogleスプレッドシートに記録し、Googleデータポータル(現Looker Studio)に反映するZapです。集計作業を完全に自動化でき、リアルタイムでの顧客満足度モニタリングが実現します。回答件数が多い場合でも自動で蓄積されるため、手動転記によるミスや集計遅延を防げます。

これらの活用事例に共通するのは、「人が繰り返し行っている定型作業」を自動化している点です。Zapierの導入効果を最大化するには、まず社内の業務フローを棚卸しし、手動で行っている転記・通知・データ連携の作業を洗い出すことから始めてください。自動化の候補が見つかったら、小さなZapから作成して成功体験を積むのが、社内定着への近道です。

関連記事:AI分析ツール比較|4タイプの違いと選び方、導入前に整えるデータの条件

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Zapierの連携アプリと主要な連携パターン

Zapierが多くの企業に選ばれる理由の一つが、圧倒的な連携アプリ数です。ここでは主要な連携先と、日本国内で使われやすい連携パターンを紹介します。

主要な連携アプリ一覧

Zapierは2026年時点で9,000種類以上のアプリとの連携に対応しています。主要カテゴリ別の代表的なアプリは以下のとおりです。

カテゴリ代表的な連携アプリ
メールGmail、Microsoft Outlook
チャットSlack、Microsoft Teams、Chatwork
CRM・SFASalesforce、HubSpot
表計算・DBGoogleスプレッドシート、Airtable、Notion
フォームGoogleフォーム、Typeform、JotForm
プロジェクト管理Trello、Asana、Monday.com
EC・決済Shopify、Stripe、PayPal
SNSX(旧Twitter)、Facebook、Instagram
ファイル管理Googleドライブ、Dropbox、OneDrive
会計freee、QuickBooks

なお、Chatworkやfreeeなど日本のSaaSとの連携も対応が進んでいます。ただし、海外アプリと比べると連携できるトリガーやアクションの種類が限定的な場合があるため、導入前に公式のアプリ一覧で確認してください。

日本国内で人気の連携パターン

国内企業でよく使われている連携パターンとして、以下の3つが挙げられます。

パターン1:Googleフォーム × Googleスプレッドシート × Slack

フォーム回答をスプレッドシートに自動記録し、同時にSlackに通知するパターンです。問い合わせ管理やイベント申込の受付に広く使われています。

パターン2:Gmail × Googleドライブ × スプレッドシート

特定の件名のメールが届いたら添付ファイルをGoogleドライブに自動保存し、ファイル名と日時をスプレッドシートに記録するパターンです。請求書や契約書の管理に活用されています。

パターン3:ECサイト × CRM × メール配信

Shopifyで注文が発生したら、HubSpotに顧客情報を追加し、サンクスメールを自動送信するパターンです。EC運営の定型業務を一気通貫で自動化できます。

Zapierと他の自動化ツールの比較

Zapier以外にも業務自動化ツールは複数存在します。ここでは、比較対象になることが多いMakeとPower Automateとの違いを整理します。

Make(旧Integromat)との違い

Makeは、ビジュアルエディタを使って複雑なワークフローを構築できる自動化ツールです。Zapierとの主な違いは以下のとおりです。

比較項目ZapierMake
連携アプリ数9,000以上2,000以上
操作画面リスト形式で直感的ビジュアル(フローチャート形式)
無料プラン月100タスク / 5Zap月1,000オペレーション
最安有料プラン月$19.99〜月$9〜
複雑なフローPathsで対応(やや制限あり)分岐・ループ・エラー処理が柔軟
日本語対応非対応非対応

Zapierは連携アプリ数と操作の手軽さで優位に立ちますが、Makeは無料枠が大きく、複雑なフロー構築のコストパフォーマンスが高いのが特徴です。「シンプルな連携を素早く設定したい」場合はZapier、「複数の条件分岐を含む高度なフローを低コストで作りたい」場合はMakeが適しています。

Power Automateとの違い

Microsoft Power Automateは、Microsoft 365との統合に特化した自動化ツールです。

比較項目ZapierPower Automate
最大の強み連携アプリの豊富さMicrosoft製品との深い統合
デスクトップ操作の自動化非対応Power Automate Desktopで対応
料金体系タスク数ベースユーザーライセンスベース
日本語対応非対応対応済み
向いている組織多種多様なSaaSを使う組織Microsoft 365中心の組織

すでにMicrosoft 365(Outlook、SharePoint、Teamsなど)を中心に業務を回している組織は、Power Automateのほうが連携の深さとコスト面で有利です。Microsoft 365のビジネスプランにはPower Automateが含まれているケースもあり、追加コストなしで利用できる場合があります。

一方、Google WorkspaceやSlack、Salesforceなど多種多様なSaaSを横断的に連携させたい場合は、Zapierの対応範囲の広さが活きます。Power Automateは日本語対応済みという点でも、英語に不安のある組織には安心材料になります。

自社に合ったツールの選び方

どのツールを選ぶかは、以下の3つの基準で判断するのが効果的です。

①利用しているSaaSの種類:多くのSaaSを横断的に連携するならZapier、Microsoft中心ならPower Automate。

②ワークフローの複雑さ:シンプルな2〜3ステップの連携ならZapier、分岐やループを多用するならMake。

③予算とチーム体制:少人数でコストを抑えたいならMake、チーム運用を前提とするならZapier TeamかPower Automate。

迷った場合は、まずZapierとMakeの無料プランを両方試してみるのが確実です。同じ業務フローを両ツールで構築してみることで、操作感や機能の違いを体感でき、自社に合ったツールを根拠を持って選べるようになります。どちらも無料プランから始められるため、コストをかけずに比較検討が可能です。

関連記事:システム開発の外注とは|費用相場、選び方、失敗しない進め方を解説

Zapier導入時の注意点

Zapierを導入するにあたって、事前に把握しておきたい注意点を2つ解説します。

日本語対応の現状と対処法

2026年時点で、Zapierの管理画面やヘルプドキュメントは英語のみです。日本語への正式な対応は行われていません。

ただし、操作画面はアイコンやドロップダウンを中心とした直感的な設計になっているため、英語が苦手でも基本操作に大きな支障はありません。ブラウザの翻訳機能(Google Chromeの自動翻訳など)を併用すれば、設定画面の内容はおおむね理解できます。

また、日本語で使い方を解説しているブログ記事やYouTube動画も多数公開されており、学習リソースには困りません。社内で利用する場合は、主要なZapの設定手順をマニュアル化しておくと、属人化を防ぎながら運用できます。

セキュリティとデータ管理

Zapierを介してアプリ間でデータが移動するため、どのデータがどのサービスを経由しているかを把握しておくことが重要です。

Zapierはデータの暗号化(転送中・保存中ともにAES-256)やSOC 2 Type II認証を取得しており、セキュリティ対策は一定水準を満たしています。Enterpriseプランでは、SSOやIP制限、データの保持期間設定などの企業向けセキュリティ機能も利用可能です。

ただし、連携先のアプリが扱うデータの種類(個人情報、機密情報など)によっては、社内のセキュリティポリシーとの適合を確認する必要があります。特に顧客情報や決済データを扱うZapを作成する場合は、情報システム部門と連携して権限設定やアクセス制御を整備してください。

また、ZapierはアメリカのサービスであるためデータがUS圏のサーバーに保存される点にも留意が必要です。個人情報保護法やGDPRなどの規制が関わるデータを扱う場合は、データの保管先や処理方法が法的要件を満たしているかを事前に確認しておきましょう。Zapierの公式サイトではセキュリティに関するホワイトペーパーも公開されていますので、社内稟議の際の参考資料として活用できます。

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まとめ

Zapierは、9,000以上のWebサービスをノーコードで連携し、日々の定型業務を自動化できるクラウドツールです。本記事では、Zapierの仕組みと料金プラン、Zapの作成手順、業務シーン別の活用事例、MakeやPower Automateとの違いについて整理しました。

ツール選定で重要なのは、自社が利用しているSaaSの構成や、自動化したいフローの複雑さに合わせて最適なツールを選ぶことです。Zapierは連携アプリの豊富さと操作の手軽さに強みがありますが、Microsoft中心の環境ならPower Automate、複雑なフローを低コストで構築したいならMakeも有力な選択肢になります。

まずは無料プランやトライアルで実際の操作感を確かめ、月間のタスク消費量を把握したうえでプランを選ぶのが、コストを抑えた導入のポイントです。業務の棚卸しから始め、繰り返し発生している手作業を一つずつ自動化していくことで、チーム全体の生産性向上につなげていきましょう。

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この記事の監修者

石丸真平

石丸真平

株式会社ネクストスケール 代表取締役

株式会社ネクストスケールの代表。「AI時代に勝てる企業組織を共に創る」を掲げ、法人向けの生成AI研修とAX(AIによる企業変革)の伴走支援を手がける。経営課題の整理からAI活用領域の設計、ツール選定、業務への組み込み、社内定着、ROI測定までを一気通貫で支援。単なる効率化ではなく、経営戦略としてAIを活かす視点での支援を得意とする。Xでは「本当に仕事で使えるAI」をテーマに、実務で使えるノウハウを発信している。
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