Looker Studioのデータソースとは 接続方法・主要な種類・設定手順・トラブル対処法を解説
2026年9月16日
著者:NEXT SCALE編集部
監修者:石丸真平

「Looker Studioでダッシュボードを作りたいが、データソースの接続方法がわからない」「スプレッドシートのデータがグラフに正しく反映されない」「複数のデータを一つのレポートで使いたい」。こうした悩みは、Looker Studioを使い始める際によくある課題です。
Looker Studioのデータソースとは、レポートやダッシュボードに表示するデータの取得元です。Googleスプレッドシート、Googleアナリティクス、Googleサーチコンソール、BigQueryなど、さまざまなサービスと接続できます。
本記事では、データソースの基本的な仕組みや種類、接続手順、複数データソースの組み合わせ方、接続や表示で起こりやすいトラブルと対処法まで、初めて利用する方にもわかりやすく解説します。
| 確認したいポイント | 結論 |
| データソースとは? | レポートに表示するデータの取得元。コネクタを通じてさまざまなサービスと接続できる |
| 無料で使えるか? | Looker Studio自体は無料。ただし接続先によってはデータ取得時に費用が発生する場合がある |
| 複数のデータソースを使えるか? | 使える。一つのレポート内で複数のデータソースを組み合わせてグラフや表を作成可能 |
| スプレッドシートと接続できるか? | できる。最も手軽で広く使われているデータソースの一つ |
この記事でわかること
・Looker Studioにおけるデータソースの役割と仕組み
・Googleスプレッドシート、アナリティクスなど主要なデータソースの種類と特徴
・データソースの接続手順を画面の操作に沿って解説
・複数のデータソースを一つのレポートで統合する方法
・データが正しく表示されないときのよくある原因と対処法
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データソースの基本 ─ Looker Studioにおける役割と仕組み
Looker Studioのレポートは、データソースから取得したデータを、グラフ、表、スコアカードなどの視覚的な部品で表示する仕組みで成り立っています。データソースは「レポートとデータの橋渡し役」であり、どのデータをどの形式で取り込むかを定義する設定です。レポート上に表示されるすべてのグラフ、表、数値カードは、このデータソースを通じて取得された情報をもとに描画されます。
データソースには「ディメンション」と「指標」という2種類の項目があります。ディメンションはデータの分類軸(日付、商品名、地域など)であり、指標はそのディメンションに紐づく数値データ(売上金額、訪問数、クリック数など)です。この2種類の項目を組み合わせることで、「月別の売上推移」「地域別のアクセス数」のようなグラフや表が作られます。「何を軸に分類するか」をディメンションで決め、「何の数値を見るか」を指標で指定するという考え方が、Looker Studioでレポートを設計する際の最も基本的な出発点です。
一つのレポートに複数のデータソースを接続することも可能であり、たとえばGoogleアナリティクスのアクセスデータとスプレッドシートの売上データを一つのダッシュボードに並べて表示し、相関関係や傾向の分析に活用できます。
主要なデータソースの種類と特徴
Googleスプレッドシート ─ 最も手軽に始められるデータソース
スプレッドシートに入力された表形式のデータを、そのままLooker Studioのレポートに取り込んでグラフや表として表示できます。専門的なデータベースを用意する必要がなく、普段使っているスプレッドシートのデータをそのまま視覚化できるため、導入のハードルが最も低く、初心者に最も取り組みやすいデータソースです。スプレッドシートの内容を更新すれば、レポート側にも一定の間隔で自動的に最新のデータが反映される仕組みです。
Googleアナリティクス ─ ウェブサイトのアクセスデータを可視化
Googleアナリティクスで収集されているウェブサイトのアクセスデータ(セッション数、ページビュー数、ユーザー数、コンバージョン率など)を、Looker Studioのレポートとして自由なレイアウトでダッシュボード化できます。Googleアナリティクスの標準レポート画面では実現が難しい、自社独自の分析視点やクライアント向けの報告用レポートの作成に幅広く活用されています。
Googleサーチコンソール ─ 検索パフォーマンスを分析する
ウェブサイトがGoogle検索でどのように表示されているか(検索キーワード、表示回数、クリック数、平均掲載順位)を、Looker Studioのレポートで時系列グラフや一覧表として視覚化できます。SEO施策の効果を定量的に振り返り、改善の方向性を見定めるために欠かせない代表的なデータソースです。
BigQuery ─ 大規模データの分析に対応する
Googleのクラウドデータウェアハウスサービスであるこのツールは、数億行を超える大規模なデータセットに対しても高速にクエリを実行し、その結果をLooker Studioで視覚化できます。エクセルやスプレッドシートでは扱いきれない大量のデータを分析する必要がある場合に選択されるデータソースです。ただし、データの読み取り量に応じた従量課金が発生する点については事前に理解しておく必要があります。
その他のコネクタ ─ 800種類を超える外部サービスとの接続
Googleサービス以外にも、Facebook広告、Instagram、YouTube、各種広告プラットフォーム、CRMツール、データベースなど、800種類を超える外部サービスとの接続が可能です。パートナーコネクタと呼ばれるサードパーティ製のコネクタを利用することで、Googleサービスの枠を超えた横断的なデータの可視化が実現します。一部のパートナーコネクタには利用料金が発生するものもあるため、導入前に各コネクタの利用条件と費用体系を必ず確認しておきましょう。
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データソースの接続手順 ─ 4ステップ
ステップ1:レポートを新規作成または既存のレポートを開く
Looker Studioのトップページから「空のレポート」を選択して新規作成するか、既存のレポートの編集画面を開きます。新規作成の場合は、レポート作成と同時にデータソースの選択画面が自動的に表示されます。
ステップ2:コネクタの一覧からデータソースの種類を選択する
データソースの追加画面には、利用可能なコネクタが一覧で表示されます。Googleスプレッドシート、Googleアナリティクス、Googleサーチコンソール、BigQueryなどの主要なコネクタが上部に表示され、検索欄からキーワードで必要なコネクタを探すことも可能です。目的のサービスに対応するコネクタを選択して次の設定画面に進みましょう。
ステップ3:接続先のアカウントとデータを指定する
コネクタを選択すると、接続先のアカウントや具体的なデータの場所を指定する画面が表示されます。たとえばGoogleスプレッドシートの場合は、スプレッドシートのファイルとワークシートを指定します。Googleアナリティクスの場合は、アカウント、プロパティ、データストリームを順番に選択します。初回接続時にはGoogleアカウントによるアクセスの承認が求められるため、画面の案内に従って権限を許可する操作を行います。
ステップ4:フィールド(項目)の設定を確認して追加する
接続が完了すると、データソースに含まれるフィールド(ディメンションと指標)の一覧が表示されます。各フィールドのデータ型(テキスト、数値、日付など)が正しく認識されているかを確認し、必要に応じて型の変更やフィールド名の修正を行います。設定が完了したら「レポートに追加」をクリックすることで、レポート上のグラフや表でそのデータソースの項目を自由に使えるようになります。
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複数のデータソースを一つのレポートで統合する方法
Looker Studioでは、一つのレポートに複数のデータソースを接続し、それぞれのデータソースから取得したデータを別々のグラフや表で表示することができます。たとえば、ページの上半分にはGoogleアナリティクスのアクセスデータを表示し、下半分にはスプレッドシートの売上データを表示する、という異なるデータソースの情報を一つの画面にまとめて表示することで、データの全体像をより立体的に把握するための構成が実現可能です。
さらに、「データの統合」機能を使えば、複数のデータソースに共通するキー項目(日付、商品名、地域名など)をもとにデータを結合し、一つのグラフや表の中で異なるデータソースの数値を並べて比較することも可能です。たとえば「アクセス数(アナリティクス)と売上金額(スプレッドシート)を日付をキーにして結合し、一つの折れ線グラフで重ねて表示する」といった高度な分析が実現します。
データが正しく表示されないときのよくある原因と対処法
原因1:データ型が正しく認識されていない
スプレッドシートの「日付」の列が「テキスト」として認識されている場合、時系列のグラフが正しく描画されません。データソースの編集画面から該当フィールドのデータ型を「日付」に正しく設定し直すことで解決できます。数値として扱うべき売上データが「テキスト」になっている場合も同様に型の修正が必要です。
原因2:スプレッドシートのヘッダー行が認識されていない
スプレッドシートの1行目がヘッダー(列名)として認識されず、データの一部として取り込まれてしまうことがあります。この場合、スプレッドシート側でヘッダー行を明確にし、データソースの設定画面でヘッダー行の位置を確認し、スプレッドシート側の構造と一致しているかを検証してください。
原因3:データの更新がレポートに反映されない
スプレッドシートのデータを更新したのにレポートに反映されない場合は、レポートのデータ更新の頻度設定を確認しましょう。デフォルトでは一定のキャッシュ期間が設定されているため、即座に反映させたい場合はデータソースの設定から「データの更新」を手動で実行するか、キャッシュの更新間隔を短く設定することで対処できます。
原因4:アクセス権限が不足している
データソースとして接続しているスプレッドシートやGoogleアナリティクスに対して、レポートの閲覧者がアクセス権限を持っていない場合、データが表示されません。データソースの共有設定で「閲覧者の認証情報」と「オーナーの認証情報」のどちらを使用するかを確認し、レポートの共有範囲に応じて適切な認証方式を選択しましょう。
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まとめ
Looker Studioのデータソースとは、レポートに表示するデータの取得元を定義する設定です。Googleスプレッドシート、Googleアナリティクス、Googleサーチコンソール、BigQueryなど、さまざまなサービスと接続できます。基本は、分類軸となる「ディメンション」と、数値を表す「指標」を組み合わせてレポートを設計します。
接続は、レポートの作成、コネクタの選択、接続先の指定、フィールド設定の確認という流れで進めます。複数のデータソースを組み合わせた分析も可能です。データが正しく表示されない場合は、データ型やヘッダー、更新状況、アクセス権限などを確認しましょう。
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この記事の監修者
株式会社ネクストスケール 代表取締役




