Claude Codeの連携方法まとめ MCP・GitHub・Slack連携の設定手順と注意点を解説
2026年8月10日
著者:NEXT SCALE編集部
監修者:石丸真平

Claude Codeは、単体でもコードの作成や修正を進められます。ただし本領を発揮するのは、課題管理ツールや社内データベース、チャットツールとつないだときです。
連携の中心にあるのがMCPと呼ばれる接続の標準です。この仕組みを理解しておけば、数百のサービスと同じ手順でつなげられます。加えて、エディタやCI環境、チャットツールとの統合も用意されています。
この記事では、連携できるものの全体像から、MCPでの接続手順、設定を共有する範囲の決め方、開発ツールや業務ツールとの連携、注意点、うまくいかないときの確認までをまとめました。
| 確認したいポイント | 結論 | 詳細 |
| Claude Codeは何と連携できる? | 外部サービスから開発環境まで | MCP経由の接続、エディタ統合、CI環境への組み込みなど4方向に分かれます。 |
| 外部ツールとどうつなぐ? | コマンドで接続先を追加する | 方式を選んで追加し、必要なら認証を済ませ、接続状況を確認する流れです。 |
| 設定はチームで共有できる? | 3つのスコープから選べる | 個人限定、リポジトリ経由での共有、全プロジェクト共通の3種類があります。 |
| GitHubとは連携できる? | 変更提出も自動レビューも可能 | エディタ、CI環境、ブラウザとの統合もあわせて用意されています。 |
| 業務ツールとも連携できる? | チャットや監視ツールに対応 | 課題管理、文書管理、データベースなどへ同じ手順で接続できます。 |
| 増やすときの注意点は? | 信頼性の確認と権限の限定 | 出所不明な接続先は避け、必要最小限の権限で接続するのが基本です。 |
| つながらないときは? | 方式指定と認証を確認する | 接続方式の書き忘れや認証の未完了が、つまずきの主な原因です。 |
| 社内でどう運用する? | 業務から逆算して接続先を決定 | 楽にしたい作業を先に決め、権限とルールを固めてから展開します。 |
この記事でわかること
- Claude Codeが連携できる対象の全体像と、MCPが果たしている役割
- 外部ツールを接続する具体的な手順と、認証が必要な場合の対応
- 設定を個人に留めるか、チームで共有するかを決める3つのスコープ
- GitHubやCI環境、チャットツールとの統合で何が変わるのか
- 権限やプロンプトインジェクションなど、接続先を増やす前の確認事項
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Claude Codeが連携できるものの全体像
大きく4つの方向に分かれる
連携先は、外部サービスとの接続、エディタや実行環境との統合、開発フローへの組み込み、他のAIツールとの併用という4つに整理できます。それぞれ設定の仕方が異なります。
最も応用が利くのが外部サービスとの接続です。課題管理、監視、データベース、文書管理など、業務で使っているツールを対象にできます。
残りの3つは、どこから使うか、どの工程に組み込むか、どのAIと組み合わせるかという話です。目的が違うため、順に整理していきます。
Claude Code自体の位置づけから確認したい場合は、ClaudeとClaude Codeの違い|料金・できること・使い分けの基準もあわせてご覧ください。
連携すると何が変わるのか
Claude Code公式ドキュメントには、別のツールからチャットにデータをコピーしている状況があれば接続すべきだと記されています。貼り付けた内容ではなく、システムを直接読み書きできるようになるためです。
課題管理ツールの内容を読んで実装し、そのまま変更を提出するといった流れを、ひとつの指示で進められます。人が仲介する工程が減るほど、効果は大きくなります。
監視データを確認して原因を切り分ける、デザインの更新内容を実装に反映させるといった使い方も可能です。作業の起点が散らばっている環境ほど、恩恵は大きくなります。
連携の中心にあるMCP
MCPは、AIツールと外部サービスをつなぐ方式を統一するオープンな標準です。対応しているサービスであれば、同じ手順で接続できます。
接続先ごとに個別の実装を用意する必要がなくなります。エージェント全般の考え方はAIエージェントの仕組みとは?種類・生成AIとの違いで整理しています。
この標準は他の開発フレームワークでも採用が進んでいます。対応状況の広がりはAIエージェントフレームワークの比較と選び方でも扱っています。
MCPで外部ツールと連携する手順
接続の流れを4つの段階に分けて整理します。慣れれば、ひとつの接続先を数分で追加できるようになります。
接続方式は複数から選ぶ
クラウド上のサービスへつなぐ場合はHTTP方式が推奨されています。手元のマシンでプログラムとして動かす場合は、標準入出力を使う方式を選びます。
サービス側の案内に従って方式を選べば問題ありません。以前使われていた方式は非推奨となっているため、新規に接続する際は推奨の方式を選んでください。
外部からの通知を受け取りたい場合に適した方式も別に用意されています。用途に合わせて選び分ける形です。
サーバーを追加する
ターミナルで追加用のコマンドを実行します。接続方式、任意の名前、接続先のアドレスを指定する形が基本です。
認証キーが必要な場合は、環境変数やヘッダーとして渡せます。手元で動かす方式では、実行するコマンドを区切り記号のあとに続けて書きます。
レビュー済みの接続先は、Anthropicが公開している一覧から探せます。コマンドをそのまま使える形で案内されているため、設定の手間が省けます。
すでにデスクトップ版で設定している接続先があれば、まとめて取り込むコマンドも用意されています。移行の手間を減らせます。
認証が必要な場合
多くのクラウドサービスでは、追加後に認証の手続きが必要です。セッション内で確認用のコマンドを実行すると、ブラウザでの手続きに進めます。
取得した情報は安全に保管され、期限が切れても自動で更新されます。ターミナルから直接サインインするコマンドも用意されています。
リモート環境で作業していてブラウザを開けない場合は、URLを表示して手動で進める方法も選べます。手元の端末で開いて手続きを完了させる形です。
接続状況を確認する
登録済みの一覧表示、個別の設定確認、削除といった操作がコマンドで行えます。セッション内では、専用のパネルから接続状況とツールの一覧を確認できます。
追加したら必ず接続できているかを確かめてください。認証の未完了や方式の指定漏れが、つまずきの主な原因です。
パネルには接続先ごとのツール数も表示されます。数がゼロのまま変わらない場合は、設定を見直す合図です。
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設定を共有する範囲を決める
追加した設定をどこまで広げるかは、あらかじめ決めておく必要があります。3つの選択肢が用意されています。
3つのスコープ
既定では、追加したプロジェクトの中だけで、自分にのみ有効な形で保存されます。個人的な検証や、共有したくない認証情報を含む場合に向いた設定です。
プロジェクト単位で共有したい場合は、設定ファイルをリポジトリに含める方式を選びます。すべてのプロジェクトで使いたい場合は、利用者ごとの設定として保存する方式もあります。
同じ名前の接続先が複数の場所で定義されている場合は、優先順位に従って1つだけが使われます。設定が混ざることはありません。
チームで共有する場合
リポジトリに含める方式を選ぶと、チーム全員が同じ接続先を使える状態になります。設定の配布に手間がかからなくなる点が利点です。
安全のため、共有された設定は使用前に承認を求められます。信頼していないリポジトリの設定が勝手に動くことはありません。
クローンしてきたリポジトリが、自身の設定で接続先を承認することもできない仕組みです。外部から持ち込まれる設定に対する防御になっています。
認証情報の扱い
共有する設定ファイルに認証キーを直接書き込むのは避けてください。環境変数を参照する書き方に対応しているため、値そのものは各自の環境に置けます。
設定が見つからない場合の既定値も指定できます。チームで設定を共有しつつ、機密の値は個人が管理する形を保てます。
接続先のアドレスや実行するコマンドの中でも同じ書き方が使えます。環境ごとに異なるパスを扱う場合にも有効です。
開発ツールとの連携
日常の開発フローに組み込む方法を整理します。
エディタとの連携
Claude Code公式ドキュメントのOverviewによると、ターミナル、VS Code、JetBrains系のIDE、デスクトップアプリ、ブラウザという複数の入口が用意されています。
どの入口から使っても同じ設定が引き継がれます。指示ファイルも接続先も共通で機能するため、環境ごとに設定し直す必要はありません。
ターミナルで始めた作業をデスクトップアプリへ引き継ぐ、手元の作業を別の端末から続けるといった移動もできます。
GitHubとの連携
変更の記録、ブランチの作成、変更依頼の提出までを直接扱えます。加えて、公式のアプリを導入すれば、変更依頼に対する自動レビューも設定できます。
MCP経由で接続すれば、課題の内容を読み取って実装する使い方も可能です。個人用のアクセストークンを発行し、ヘッダーとして渡す形で設定します。
トークンには、操作させたいリポジトリの権限だけを付与してください。範囲を広げすぎないことが安全の基本です。
CI環境への組み込み
GitHub ActionsやGitLabの継続的インテグレーション環境から呼び出せます。変更が提出されるたびにレビューを走らせる、課題の振り分けを自動化するといった使い方です。
対話せずに結果だけ受け取る実行方法を使えば、スクリプトへの組み込みも容易です。定期的な点検を自動で走らせる構成も組めます。
人の手が入らない工程で動かす場合は、許可する操作の範囲を明示的に絞ってください。想定外の変更が入る余地を残さない設計が前提です。
ブラウザとの連携
Chromeとつなぐことで、動作中のWebアプリの検証やコンソールログの確認、フォームの入力といった操作を任せられます。画面越しの確認が必要な作業で役立ちます。
実際の画面で挙動を確かめながら修正を進められる点が、この連携の価値です。表示の崩れやクリック後の挙動など、コードを読むだけでは分からない不具合の調査に向いています。
業務ツールとの連携
開発以外のツールとつなぐと、情報を集める手間そのものを減らせます。
チャットツール
Slackから直接タスクを依頼できる連携が用意されています。特定の書き方で不具合の報告を投げると、そのまま変更依頼が返ってくる流れを組めます。
開発者以外からの依頼を受け取る入口として機能します。作業の起点をチャットに寄せられる点が実務では効いてきます。
MCP経由でチャットツールに接続すれば、過去のやり取りを参照させることもできます。用途に応じて使い分けてください。
課題管理と文書管理
課題管理ツールや文書管理ツールと接続すると、そこに書かれた要件を読み取って作業を進められます。仕様を貼り付ける手間がなくなります。
デザインツールの内容を参照して実装に反映させる使い方も可能です。情報が散らばっているほど、接続の効果は大きくなります。
接続先の内容は、記号を使った指定で直接参照させることもできます。会話の中でファイルを添付するのと同じ感覚で扱えます。
監視ツールとデータベース
エラー監視のサービスにつなげば、直近の障害を調べて原因を特定するところまで任せられます。データベースに接続すれば、内容を自然な言葉で照会できます。
読み取り専用の権限で接続するのが基本です。書き込みは明示的に必要な場合に限って許可してください。本番環境のデータを扱う場合は、特に慎重な判断が求められます。
Claude.aiのコネクタを使う
Claude.aiのアカウントでログインしている場合、そちらで設定した接続先がClaude Codeでも自動的に使えます。二重に設定する必要はありません。
組織向けのプランでは、管理者のみが接続先を追加できる設定になっています。統制を効かせたまま利用を広げられる仕組みです。
ツール単位で承認を必須にする、特定のツールを使わせないといった制御もできます。用途に応じた細かい調整が可能です。
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連携を増やしたときの注意点
接続先が増えるほど、確認すべき事項も増えます。押さえておきたい論点を4つ挙げます。
プロンプトインジェクションのリスク
公式ドキュメントでは、接続前に各サーバーを信頼しているか確認するよう促されています。外部のコンテンツを取得する接続先は、隠された指示によって意図しない動作を引き起こされる可能性があります。
出所の分からない接続先を安易に追加しないことが基本です。レビュー済みの一覧から選ぶか、提供元を確認したうえで導入してください。
社内で使う場合は、追加してよい接続先の基準を先に決めておくと判断が早まります。個人の裁量に任せきりにしないでください。
権限を最小限にする
接続先に渡す権限は、業務に必要な範囲へ限定します。読み取りだけで足りるなら、書き込みは許可しないという判断が基本になります。
認証キーは環境変数として扱い、リポジトリに含めないでください。チームで運用する場合は、秘密情報を管理する仕組みと組み合わせるのが安全です。定期的に入れ替える運用も検討してください。
扱う情報量とコンテキストの消費
接続先を増やすと、扱える情報も増える一方で処理量が膨らみます。現在は必要なツールだけを都度読み込む仕組みが既定で働くため、以前ほど影響は大きくありません。
使っていない接続先は無効にしておくと、応答の質も安定します。出力が大きすぎる場合には警告が表示される仕組みも用意されています。
大量のデータを返す接続先を使う場合は、上限の設定を見直すことになります。環境変数で調整できる仕組みが用意されています。
組織で制御する仕組み
管理者が接続先を集中管理する仕組みも用意されています。利用してよい接続先を指定する、特定のものを禁止するといった設定が可能です。
国内では総務省と経済産業省がAI事業者ガイドラインを公表しています。判断の根拠を残す、責任の所在を決めるといった項目は、規模を問わず整理しておく必要があります。
連携がうまくいかないときの確認
よくあるつまずきと、その原因を整理します。
接続に失敗する
まず接続方式の指定が正しいかを確認します。設定ファイルに接続先のアドレスだけを書き、方式を書き忘れているケースが典型的な原因です。
一覧表示のコマンドで、状態を確認できます。承認待ちになっている場合は、対話モードで起動して承認する必要があります。
手元で動かす方式では、必要なコマンドが実行できる状態かも確認してください。実行環境の準備が済んでいないケースもあります。
認証が通らない
認証が必要な接続先では、追加しただけでは使えません。専用のパネルを開くか、サインイン用のコマンドを実行して手続きを完了させます。
手動で設定したヘッダーと自動の認証は併用できません。サービス側が拒否する場合は、ヘッダーを外して認証の仕組みに任せてください。
一部のサービスは、Claude Code側からの認証に対応していません。その場合はClaude.aiの設定画面から接続する形になります。
ツールが見つからない
接続はできているのにツールが使われない場合、接続先がまだ起動中である可能性があります。一時的なエラーであれば、間隔を空けながら自動で再接続が試みられます。
手元で動かす方式は自動再接続の対象外です。プロセスが落ちている場合は、起動し直す必要があります。操作方法はClaude Codeのコマンド一覧と使い方で解説しています。
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社内で運用するための進め方
個人の設定で終わらせず、組織の成果につなげるための段取りを整理します。
対象業務から接続先を決める
接続できるものから選び始めると、使わない設定ばかりが増えます。どの作業を楽にしたいのかを先に決め、そこから必要な接続先を洗い出してください。
情報をコピーして貼り付けている作業が、最初の候補になります。頻度が高いほど、接続による効果も大きくなります。全体の進め方はAI導入の進め方|検討から定着までの手順にまとめています。
権限とルールを先に決める
追加してよい接続先の基準、扱ってよい情報の範囲、承認が必要な操作を決めてから展開します。後からルールだけ追加しても浸透しません。
管理者による制御の仕組みを使うか、運用でカバーするかもあわせて判断してください。人数が増えるほど、仕組みで縛る必要性が高まります。
接続先ごとに誰が管理するかも決めておきます。追加した本人しか設定を把握していない状態は、担当者が変わった際に問題になります。
使い方を共有する
うまくいった接続の構成と使い方を、業務ごとにまとめて共有します。設定ファイルをリポジトリに含めれば、配布そのものは自動化できます。あわせて、どんな指示で使うかの例も添えておくと定着が早まります。
使う側の理解度によって成果は変わります。研修としての展開方法は社内向けAI研修の設計と実施のポイントで解説しています。
まとめ
Claude Codeの連携は、外部サービスとの接続、エディタや実行環境との統合、開発フローへの組み込み、他ツールとの併用という4つに整理できます。中心にあるのがMCPという接続の標準です。
外部サービスとつなぐ手順は、方式を選び、コマンドで追加し、必要なら認証を済ませ、接続状況を確認するという流れです。設定を個人に留めるか、リポジトリ経由でチームに配るかも選べます。
接続先を増やすときは、信頼できる提供元かどうかの確認と、権限を必要最小限にとどめる設計が欠かせません。認証キーはリポジトリに含めず、環境変数として扱ってください。
着手する際は、接続できるものから選ぶのではなく、楽にしたい作業から逆算します。情報をコピーして貼り付けている工程を洗い出すところから始めてください。
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この記事の監修者
石丸真平
NEXTSCALE コンサルタント / AI活用・業務効率化支援
ワイヤー段階では、監修者名、肩書き、プロフィール本文、関連リンク、著者導線がどのように入るかを確認できる構成にしています。実装時には実際のプロフィール文や外部リンク、SNSアカウント情報などに差し替える想定です。

