AIエージェント活用の始め方 業務別の事例と導入ステップ、成功のポイントを解説
2026年8月10日
著者:NEXT SCALE編集部
監修者:石丸真平

AIエージェントは、目標を与えるだけで計画から実行までを自ら進めるAIシステムです。チャット形式の生成AIが「聞かれたことに答える」道具だったのに対し、業務のプロセスそのものを引き受ける存在として、営業やカスタマーサポート、バックオフィスなど幅広い現場で導入が進んでいます。
一方で、総務省の調査では、日本企業が生成AIの導入時に感じる懸念の第1位は「効果的な活用方法がわからない」でした。技術への関心はあっても、自社のどの業務にどう当てはめるかで手が止まっている企業は少なくありません。
この記事では、AIエージェントでできることを4つのタイプに整理したうえで、業務別の活用シーン、メリットと課題、ツールの選び方、導入ステップ、定着のポイントまでを順に解説します。自社で着手する業務を1つ決めるところまで、具体的に進められる内容にまとめました。
| 確認したいポイント | 結論 | 詳細 |
| AIエージェントは生成AIと何が違う? | 自律的に計画し実行するAI | 生成AIが応答中心なのに対し、AIエージェントは目標から逆算して複数の作業を自ら進めます。 |
| AIエージェントで何ができる? | 判断を含む業務まで代行できる | 自律型・対話型・予測分析型・業務自動化型の4タイプがあり、担える業務範囲がそれぞれ異なります。 |
| どの業務から活用できる? | 頻度が高い定型寄りの業務から | 営業、カスタマーサポート、マーケティング、バックオフィス、開発の5領域で事例が積み上がっています。 |
| 活用するメリットは? | 人手を増やさず処理量を拡大できる | 24時間稼働と品質の均一化により、人員を増やさないまま対応件数と対応速度を伸ばせます。 |
| 活用の障害になる課題は? | 誤出力と情報漏えいのリスク | 誤りをそのまま業務に流す危険や、権限設計の甘さが実運用での主なつまずきになります。 |
| 導入はどう進めればいい? | 業務の棚卸しから小さく始める | 対象業務の選定、KPI設定、検証、ルール整備、本番展開の5ステップで進めると停滞を防げます。 |
| 定着させるコツは? | 人が確認する工程を残すこと | 人が判断する工程を残す設計と推進体制の整備が、使われ続けるための条件になります。 |
| 費用対効果はどう測る? | 削減時間と処理件数で測る | 導入前に測定対象を決めておかないと、検証段階で判断できずに止まりやすくなります。 |
この記事でわかること
・生成AI・RPAとの違いから見たAIエージェントの位置づけ
・自律型・対話型・予測分析型・業務自動化型の4タイプでできること
・営業・カスタマーサポート・マーケティングなど業務別の活用シーン
・誤出力や情報漏えいなど、活用前に押さえるべき課題と対策
・対象業務の選定から本番展開までの5つの導入ステップ
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AIエージェントの活用が企業で広がっている背景
業務のなかで人が担ってきた「調べる」「まとめる」「判断する」という工程を、AIが連続して処理できるようになったことが、活用が広がる最大の理由です。単発の作業支援から、業務プロセスごと引き受ける役割へとAIの立ち位置が移り変わっています。
背景にあるのは、労働人口の減少による慢性的な人手不足です。処理すべき業務量は減らないまま担い手だけが減っていく状況で、人を増やす以外の選択肢として関心が集まりました。
導入のハードルが下がったことも後押しになっています。SaaS型のサービスが増え、大規模な開発投資をしなくても月額数万円から試せる環境が整ったことで、中小企業でも検討が現実的になりました。
生成AIとの違いは「自ら実行する」かどうか
生成AIは、入力された指示に対して文章や画像を出力する仕組みです。出力を受け取った後の作業は人が引き継ぐため、人が指示を出し続けなければ業務は前に進みません。
AIエージェントは、目標を受け取ると必要な手順を自ら組み立てます。情報収集、加工、外部ツールの操作、結果の確認までを一連の流れとして処理する点が決定的な違いです。
たとえば「今月の失注案件を分析して改善案を出す」と伝えた場合、生成AIは分析の観点を提案するところまでにとどまります。AIエージェントは顧客管理システムからデータを取得し、集計し、報告資料を作成するところまで進めます。
出力の質を左右する指示の出し方については、成果が変わるプロンプトの書き方と設計のコツもあわせてご覧ください。
RPAとの違いは判断を伴う業務に対応できること
RPAは、あらかじめ定義した手順どおりに操作を再現するツールです。手順から外れた例外が発生すると停止するため、画面レイアウトの変更や想定外のデータに弱いという制約がありました。
AIエージェントは状況を解釈したうえで次の行動を選びます。請求書の書式が取引先ごとに違っていても、記載内容の意味を読み取って処理を続けられます。
両者は排他的な関係ではありません。判断が必要な部分をAIエージェントが担い、確実性が求められる定型操作をRPAに任せる組み合わせが、実務では現実的な形になります。
日本企業の利用状況と最大の課題
総務省「令和7年版 情報通信白書|企業におけるAI利用の現状」によると、業務で生成AIを利用している日本企業の割合は55.2%でした。中国の95.8%、米国の90.6%、ドイツの90.3%と比べると、差は小さくありません。
同じ調査で、導入時の懸念として日本企業が最も多く挙げたのは「効果的な活用方法がわからない」でした。技術そのものへの拒否感ではなく、自社業務との接続点が見えないことが停滞の原因になっています。
裏を返せば、活用場面を具体的に描ければ導入は前に進みます。ここから先は、AIエージェントでできることの整理と、業務別の活用シーンを順に確認していきます。
生成AI全般の社内導入については、生成AIをビジネスで活用する方法と社内導入の進め方で基礎から解説しています。
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AIエージェントでできること|4つのタイプ別に整理
AIエージェントは役割によって4つに分類できます。自社の課題がどのタイプに当てはまるかを先に見極めると、ツール選定の判断が大きく速くなります。
分類を知らないまま製品比較を始めると、機能一覧の違いに目を奪われて目的を見失いがちです。担わせたい役割から逆算する順序が有効です。
自律型|目標から逆算して計画と実行を進める
目標だけを与えれば、達成に必要な工程を自ら設計して動くタイプです。複数のシステムをまたぐ複雑な業務ほど、削減できる工数が大きくなります。
市場調査を例にすると、調査項目の設定、情報源の選定、収集、比較表の作成までを続けて処理します。人が担うのは目標設定と最終確認の2点に絞られます。
複数の自律型エージェントに役割を分担させる構成も広がっています。立案役、実行役、点検役を分けることで、単体では見落としてしまう誤りを相互に検出できます。
対話型|問い合わせ対応と社内ヘルプデスクを担う
人との会話を通じて回答や案内を行うタイプです。カスタマーサポートの一次対応、社内規程の照会、システム操作の案内といった領域で導入が先行しています。
従来のチャットボットとの違いは、登録済みの回答から選ぶのではなく、社内文書を参照して回答を組み立てられる点にあります。想定外の聞き方をされても、意図を読み取って応答できます。
自己解決率が上がると、担当者は判断が必要な案件に集中できます。問い合わせ件数の多い企業ほど、削減効果が数字として表れやすい領域です。
予測分析型|需要予測とリスク検知に使う
蓄積されたデータから傾向を読み取り、将来の変化を予測するタイプです。在庫の需要予測、設備の異常検知、解約の兆候把握などで使われています。
効果を出すには、判断の根拠となるデータが社内に蓄積されていることが前提になります。データ整備が済んでいない場合は、収集の仕組みづくりから着手する必要があります。
予測結果をそのまま実行につなげず、担当者の確認を挟む設計が一般的です。外れたときの影響が大きい領域ほど、人の判断を残す価値が高まります。
業務自動化型|定型処理をワークフローごと任せる
決まった順序で繰り返される処理を、一連の流れとして引き受けるタイプです。データ入力、書類作成、経費精算、請求処理などが主な対象になります。
既存システムと連携できるかどうかが、実務での使い勝手を大きく左右します。API連携やRPAの呼び出しに対応していれば、業務の流れを止めずに処理を通せます。
導入効果を測りやすい領域でもあります。処理件数と所要時間が記録として残るため、費用対効果の検証が短期間で進みます。
対象となる業務の選び方は、AIを使った業務効率化のアイデアと実践例で具体例とともに紹介しています。
業務別に見るAIエージェントの活用シーン
先行事例が積み上がっているのは、頻度が高く、手順がある程度決まっており、これまで人手で時間をかけていた業務です。以下の5領域から検討を始めると、成果につながりやすくなります。
自社の業務に置き換えながら読み進めると、着手候補を絞り込めます。
営業|商談準備と提案資料のドラフト作成
商談前の企業調査、過去の取引履歴の整理、提案資料の下書き作成までをまとめて任せられます。準備工数が減った分を顧客との対話時間に振り替えられる点が、本質的な価値です。
商談後の議事録作成と顧客管理システムへの入力も対象になります。入力漏れが減ることで、案件の進捗が正確に可視化されます。
見込み度合いの高いリストの抽出や、フォロー時期の提案なども実用段階に入っています。属人化していた勘所を、組織の判断基準として揃えられます。
カスタマーサポート|一次対応の自動化と品質の均一化
よくある問い合わせへの回答をAIエージェントが担い、複雑な案件のみ有人対応に引き継ぐ形が主流です。待ち時間の短縮と応対品質のばらつき抑制を、同時に実現できます。
対応履歴の要約と分類も自動化できます。蓄積された内容を分析すれば、製品改善や案内文の整備に使える材料になります。
夜間や休日の受付が可能になる点も見逃せません。営業時間外に届いた問い合わせを取りこぼさず、機会損失を減らせます。
マーケティング|制作業務とデータ分析の両輪
記事構成の作成、広告文の複数案出し、SNS投稿の下書きなど、制作の初速を上げる用途で効果が出やすい領域です。人は方向性の判断と仕上げに集中できます。
アクセス解析データの読み取りと改善案の提示にも使えます。数値の変化と施策の関係を整理したうえで、次に検証すべき仮説を絞り込めます。
競合の発信内容を定期的に収集し、差分を報告させる運用も可能です。人が毎週手作業で確認していた工程を、そのまま置き換えられます。
バックオフィス|経理と人事の定型処理
請求書の内容確認、経費申請のチェック、勤怠データの集計といった処理を引き受けられます。月末月初に集中する負荷を平準化できる点が、現場での評価につながります。
人事領域では、応募書類の要約、面接日程の調整、社内規程に関する問い合わせ対応などが対象です。担当者は選考や制度設計に時間を使えるようになります。
正確性が求められる処理では、人による最終承認を必ず残します。処理そのものを自動化しても、責任の所在は人に置く設計が基本です。
開発・情報システム|コード作成と社内問い合わせ
コードの下書き、レビュー、テストケースの作成、不具合原因の切り分けなどで導入が進んでいます。開発者が仕様検討と設計に割ける時間が増えます。
情報システム部門では、アカウント発行や端末設定に関する問い合わせ対応を任せられます。定型的な依頼が減れば、基盤整備に注力できます。
既存システムとの接続方法については、AIを組み込んだ業務システム開発の進め方で設計の考え方を整理しています。
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AIエージェントを活用するメリット
導入判断の材料として、得られる効果を4つに整理します。費用対効果の説明が社内で通るかどうかは、どの効果を狙うのかを明確にできるかで決まります。
人員を増やさずに処理量を伸ばせる
採用が難しい職種ほど、既存の人員で処理量を増やす手段としての価値が高まります。定型業務を移管できれば、同じ人数で対応できる件数が増えます。
削減された時間の使い道を先に決めておくことが重要です。空いた時間を何に充てるかが決まっていないと、効果が実感されないまま終わってしまいます。
判断を伴う業務まで自動化の範囲が広がる
これまでの自動化は、判断を含まない作業に限られていました。AIエージェントは例外処理や優先順位づけを任せられるため、自動化できる業務の幅が一段と広がります。
対象範囲が広がると、部門をまたぐ業務にも適用できます。申請から承認、実行までを一気通貫で流す設計が現実的になります。
対応品質のばらつきを抑えられる
経験や習熟度によって生じていた品質差を、一定の水準に揃えられます。新任の担当者でもベテランと同等の情報にアクセスできる状態を作れる点が強みです。
判断基準が明文化されるという副次的な効果もあります。AIに任せる過程で暗黙のルールを言語化する必要が生じ、業務標準化が同時に進みます。
24時間稼働で機会損失を減らせる
営業時間外の問い合わせや、深夜に発生した異常への一次対応が可能になります。対応の遅れによる失注や解約を防ぐ効果が期待できます。
時差のある海外拠点や取引先とのやり取りでも有効です。返信待ちで止まっていた工程を、時間帯に関係なく進められます。
活用の前に押さえておきたい課題とリスク
効果だけを見て進めると、運用開始後につまずきます。想定される課題を先に把握し、対策を設計へ織り込んでおくことが、失敗を避ける近道です。
誤った出力をそのまま業務に流してしまう
AIは事実と異なる内容をもっともらしく出力することがあります。外部に出る文書や金額が絡む処理では、人が確認する工程を外さない設計が欠かせません。
参照元を明示させる設定にしておくと、確認の負荷が下がります。根拠となる社内文書へのリンクが付いていれば、担当者は短時間で妥当性を判断できます。
社内情報の漏えいと権限設計
AIエージェントは業務を遂行するために社内データへアクセスします。誰がどの情報まで参照できるのかを、人事上の権限と一致させる必要があります。
入力した情報が学習に使われるかどうかも、契約前に確認すべき点です。利用規約とデータの保管場所を確かめたうえで、社内ルールとして明文化します。
整備の具体的な手順は、社内AI利用ガイドラインの作り方とセキュリティ対策で解説しています。
費用対効果が見えず検証段階で止まる
試験導入で成果を判断できないまま終わる例が少なくありません。測定する指標を導入前に決めていないことが、判断できない主な原因です。
削減時間、処理件数、エラー率など、比較可能な数値を事前に設定します。導入前の実績を記録しておけば、効果の説明が容易になります。
現場で使われず定着しない
経営層が主導して導入しても、現場が既存のやり方を続ければ効果は出ません。業務フローそのものを組み替えないまま追加すると、二重作業になって敬遠されます。
導入対象の業務を担当している人を、設計段階から巻き込むことが有効です。使う人自身が決めた仕組みは、運用開始後の抵抗が小さくなります。
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自社に合ったAIエージェントの選び方
製品の数が増え、比較の難易度が上がっています。機能の多さではなく、対象業務を回しきれるかどうかで判断することが選定の原則です。
既存システムと連携できるか
顧客管理システム、グループウェア、基幹システムなど、日常的に使うツールとつながるかを最初に確認します。連携できなければ、人が転記する作業が残り、削減効果が大きく目減りします。
標準連携がない場合でも、API経由で接続できるかどうかで対応の可否が変わります。情報システム部門を交えて技術的な実現性を確認しておくと、後戻りを防げます。
参照させる社内データの扱いを確認する
社内文書を読み込ませて回答させる場合、対応しているファイル形式と容量の上限を確認します。紙の書類やスキャン画像が多い企業では、データ化の工数も見込んでおく必要があります。
保管場所が国内か国外か、入力内容が学習に使われるかどうかも比較項目に入れます。取引先との契約上、国外保管が認められない場合もあります。
運用の担い手と費用構造を見極める
設定変更や参照データの更新を、社内で完結できるかどうかは重要な分岐点です。外部に依頼しないと変更できない仕組みでは、改善の回転が鈍ります。
費用は初期費用と月額に加え、処理量に応じた従量課金が発生する製品もあります。想定処理件数をもとに年間の総額を試算し、削減見込みと突き合わせて判断します。
AIエージェント活用を成功させる導入ステップ
進め方は5つの段階に整理できます。一度に全社展開を狙わず、範囲を絞って成果を出してから広げる順序が現実的です。
ステップ1|業務を棚卸しして対象を絞る
各部門の業務を洗い出し、頻度と所要時間、手順の定型度で並べ替えます。頻度が高く手順が定まっている業務が、最初の対象として適しています。
判断の難易度が高い業務や、間違えたときの影響が大きい業務は後回しにします。初回は確実に成果が出る範囲を選ぶことが優先です。
ステップ2|KPIと評価基準を先に決める
何をもって成功とするのかを、着手前に文章で定義します。「対象業務の作業時間を月40時間削減する」のように、数値と期限を含む形にすることが重要です。
撤退の基準も併せて決めておきます。目標に届かなかった場合に継続するか止めるかを事前に合意しておけば、判断の先送りを防げます。
ステップ3|小さく試して業務検証を行う
技術的に動くかどうかの確認にとどめず、実際の業務データで運用してみることが検証の要点です。想定していなかった例外は、現場の環境でしか見つかりません。
対象は1業務、期間は1〜2か月程度に区切ります。参加者から使いにくさの声を集め、指示の出し方や参照データを調整していきます。
ステップ4|運用ルールと権限を整備する
利用範囲、入力してよい情報の種類、確認が必要な工程を文書化します。ルールがないまま利用が広がると、部門ごとに解釈がずれて統制が効かなくなります。
責任の所在も明記します。出力を業務に使う判断を誰が行うのかを決めておくことで、問題が起きたときの対応が速くなります。
ステップ5|本番展開と改善サイクルを回す
検証で得られた結果をもとに、対象部門を広げます。成功事例を社内で共有すると、他部門からの相談が自然に集まる状態を作れます。
展開後も定期的な見直しが欠かせません。業務の変化やモデルの更新に合わせて参照データと指示内容を更新しなければ、精度は徐々に下がっていきます。
活用を定着させるために押さえるポイント
導入して終わりにしないための要点を3つ挙げます。成否を分けるのはツールの性能ではなく、人と組織の設計です。
人が確認する工程を意図的に残す
すべてを任せる設計は、リスクが高いうえに現場の不安も大きくなります。業務の重要度に応じて、どこまで委ね、どこから人が判断するのかを線引きします。
確認工程は固定せず、精度の実績に応じて緩めていきます。運用初期は全件確認、安定後は抜き取りという段階的な移行が扱いやすい形です。
推進体制と社内人材を育てる
担当部門と運用責任者を明確にします。兼務のまま曖昧に進めると、更新も改善も止まり、使われないまま放置されます。
使いこなせる人材が社内にいるかどうかが、長期的な成果を左右します。基礎的な扱い方から業務への落とし込みまで、段階を分けた育成計画が必要です。
育成の進め方は、法人向けAI研修の内容と社内AI人材の育て方で紹介しています。
参照データと指示内容を継続的に更新する
社内規程や商品情報が変われば、AIエージェントが参照する情報も更新が必要になります。古い情報のまま運用を続けると、誤った回答が増えて信頼が失われます。
更新のタイミングと担当者を、運用ルールに組み込みます。四半期ごとの棚卸しなど、頻度を決めた仕組みにすると形骸化を防げます。
まとめ
AIエージェントは、目標を与えるだけで計画から実行までを担うAIシステムです。生成AIが応答を返す道具であったのに対し、業務プロセスそのものを引き受ける存在へと位置づけが変わりました。
活用の入り口として適しているのは、頻度が高く手順が定まっている業務です。営業の商談準備、カスタマーサポートの一次対応、バックオフィスの定型処理といった領域から着手すると、効果を数値で確認しやすくなります。
導入を進める際は、対象業務の絞り込み、KPIの設定、小規模な検証、ルール整備、本番展開という順序を守ることが重要です。人が確認する工程を残す設計と、社内人材の育成も並行して進めます。
日本企業が抱える最大の課題は「効果的な活用方法がわからない」ことでした。自社のどの業務から始めるかが定まれば、その先の道筋は見えてきます。まずは1つの業務を選び、小さく試すところから始めてみてください。
社外AI役員サービスご紹介資料
この資料でこんなことがわかります!
- 社外AI役員とは
- 支援内容
- 導入の進め方
- 導入実績・効果
\3ステップで簡単入力/
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この記事の監修者
石丸真平
NEXTSCALE コンサルタント / AI活用・業務効率化支援
ワイヤー段階では、監修者名、肩書き、プロフィール本文、関連リンク、著者導線がどのように入るかを確認できる構成にしています。実装時には実際のプロフィール文や外部リンク、SNSアカウント情報などに差し替える想定です。

