Freepikの商用利用の可否 プラン別ライセンス・クレジット表記・禁止事項を解説
2026年8月12日
著者:NEXT SCALE編集部
監修者:石丸真平

デザイン素材サイトの中でも豊富な無料素材で人気の「Freepik(フリーピック)」。ベクター画像、写真、テンプレート、アイコンまで揃うため、Webサイト・ブログ・広告バナー・SNS投稿など幅広い用途で愛用されています。
一方で「Freepikは本当に商用利用できるのか」「無料で使えると聞いたけどクレジット表記は必要なのか」「ロゴやNFTには使っていいのか」など、ライセンス条件の複雑さで判断に迷う方が多いのも事実です。誤った使い方は、後から利用規約違反や法的トラブルにつながる可能性があります。
本記事では、Freepikの商用利用の可否を、プラン別ライセンス、クレジット表記の書き方、見落としやすい禁止事項、そして企業がビジネス活用する際の実務ポイントまで、体系的にまとめました。
| 確認したいポイント | 結論 | 詳細 |
| Freepikは商用利用できる? | 無料・有料プランのどちらでも商用利用可能 | スペイン発のストック素材サイト。ベクター画像・写真など幅広い素材が利用できます。 |
| プラン別の違いは? | 無料はクレジット表記必須、Premium以上は不要 | 無料・Premium・Premium+・Proの4段階。ダウンロード数と表記義務が変わります。 |
| クレジット表記は? | 無料プランは「designed by freepik.com」等の記載が必要 | 帰属表示は素材の近くにテキストまたはHTMLリンクで記載します。 |
| 禁止事項は? | NFT・ロゴ・再販・アダルト用途などは制限あり | 商用OKでもすべてに使えるわけではなく、素材ごとの個別ライセンスも要確認です。 |
■ この記事でわかること
・Freepikの基本と、商用利用が可能な理由
・無料・Premium・Premium+・Proのプラン別ライセンス
・クレジット表記(帰属表示)の具体的な書き方と省略条件
・NFT・ロゴ・再販などの見落としやすい禁止事項
・企業がFreepikを業務で使う際に押さえるべき注意点
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Freepik(フリーピック)とは?商用利用の全体像を押さえる
ライセンスの話に入る前に、Freepikがどのようなサービスで、なぜ商用利用が可能なのかを整理しておくと、後のプラン選びで迷わなくなります。
Freepikの基本と提供している素材の種類
Freepikは、2010年にスペインで設立されたストック素材サイトです。ベクター画像、写真、PSDファイル、アイコン、テンプレート、モックアップ、動画素材、3D素材、フォントまで、デザイン制作に必要な要素をワンストップで揃えられるプラットフォームとして、世界中のクリエイターに利用されています。
素材の質が高く、無料で利用できるものが多いのも人気の理由です。他のフリー素材サイトでは物足りないと感じる方でも、Freepikであれば「ここまで無料で使えるのか」と驚くほどのラインナップを見つけられます。
さらに、素材のカテゴリが細かく分類されており、検索フィルターも充実しているため、目的の素材にたどり着きやすいのも大きな強みです。日本語UIにも対応しているため、英語が苦手な方でも問題なく素材を探せます。
「商用利用可能」の意味と、無料でも使える理由
Freepikにおける「商用利用可能」とは、収益を伴うビジネス目的で素材を使えることを意味します。たとえば、企業のWebサイト、広告バナー、営業資料、印刷物、SNS投稿、動画コンテンツなどに使うことが対象です。
無料プランでも商用利用が許可されている点はFreepikの大きな特徴です。ただし「無料=完全に自由に使える」ではなく、クレジット表記(帰属表示)の義務という条件が付いています。有料プランに切り替えることで、この表記義務が省略できるようになります。
他のストック素材サイトの中には「個人利用のみ無料、商用は有料」という形式のところも多いため、Freepikのように無料でも商用OKとするスタンスは相対的に寛容な部類に入ります。ただし、その分利用条件を正確に理解しておかないと、意図せず規約違反を起こしてしまうリスクもあるため、細部までルールを確認する姿勢が重要です。
2026年のブランドリニューアル(Magnific)と現行体制
2026年には、FreepikがAI画像アップスケーラーの「Magnific」を統合し、ブランド全体を「Magnific」としてリニューアルしました。ストック素材+AI生成+アップスケール+動画・音声・3Dまで扱う統合クリエイティブプラットフォームへと進化しています。
Magnificの詳細については、Magnific AIとは?特徴・使い方・料金プランも併せて参考にしてください。従来のFreepikユーザーはそのままMagnific環境に移行できるため、ライセンスの考え方は継続しています。
関連記事:Gammaの料金プラン|無料/Plus/Pro/Team/Businessの違いと選び方を解説
Freepikのプラン別の商用利用ライセンス
Freepikには4つのプランがあり、それぞれ商用利用の条件・クレジット表記の義務・ダウンロード制限が異なります。ここでは、プランごとの違いを整理します。
無料プランの商用利用条件
無料アカウントで使える素材にも、個人利用・商用利用の両方が認められています。収益を得ることを目的としたブログに使う、クライアントのチラシに組み込む、といった使い方も対象に含まれます。
ただし無料プランには「クレジット表記(帰属表示)の義務」が付いています。素材を使用した媒体に、作成者情報を示す帰属テキストを必ず記載する必要があります。これはFreepikの公式ライセンス条件として定められており、省略すると利用規約違反になります。
また、ダウンロード数の制限もあります。未登録の状態では1日3件まで、無料アカウント登録後は1日10件までがダウンロード可能な上限です。日常的に使う方には、この制限が意外とネックになることがあります。
Premium・Premium+・Proの商用利用範囲
Premiumプランは月額約9.99EUR(約1,700円)、年間89.99EUR(約15,000円)前後が目安の料金体系です。有料プランに登録することで、1日のダウンロード制限が100件まで拡大し、Premium専用素材にもアクセスできるようになります。
Premium・Premium+・Proの各プランでは、商用利用時のクレジット表記が不要です。プロフェッショナルなプロジェクトで、素材の出所を明示せずに使いたい場合に大きな利点となります。上位プランほどダウンロード数の上限が広がり、生成AI機能やAI関連ツールも利用可能になります。
特にPremium+以降のプランでは、Freepik内蔵のAI画像生成、動画生成、音声生成などのツールも一括で利用できるようになります。単なる素材ダウンロードだけでなく、AIを活用したクリエイティブ制作までワンストップで完結させたい企業には、上位プランを検討する価値があります。
プラン別の主要な違いをまとめる
無料プランは「試したい人」「クレジット表記が問題ない用途」向け、Premium以上は「業務利用」「表記なしで使いたい用途」向けと考えるのが基本です。ブログ運営やSNS投稿など、素材の使用頻度が高い用途では、Premium以上に切り替える方が費用対効果は高くなります。
個人ブログや副業なら無料プランかPremium、企業のクリエイティブ制作ではPremium+以上を選ぶのが実務での目安です。制作物の点数や、クライアントワークの有無に応じて、適切なプランを選択しましょう。
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関連記事:AIエージェントのデザインパターンとは?Anthropic推奨の5パターンと選び方を解説
Freepikのクレジット表記(帰属表示)の書き方
無料プランでの利用に欠かせないのがクレジット表記(帰属表示)です。ここでは、具体的な書き方と省略できる条件を整理します。
クレジット表記が必要なケース
無料プランでダウンロードした素材を使用する場合、必ずクレジット表記が必要です。これは素材を提供してくれた作者と、Freepikというプラットフォームへの敬意を示すためのルールです。
表記する場所は「素材の近く」が原則です。Webサイトなら画像の下やページのフッター、印刷物ならレイアウトの隅、動画ならエンディングロールなど、視認できる位置に配置します。省略や小さすぎる表示は、利用規約違反と見なされる可能性があります。
また、複数の素材を同じページで使う場合は、まとめて1箇所に表記するのではなく、それぞれの素材に対して個別のクレジットを明示するのが安全です。1つのページで5点の素材を使ったなら、5つのクレジットが必要になる、というのが基本の考え方になります。
具体的な帰属表記の書き方
定番の表記方法は、「designed by freepik.com」または「Image by [作者名] on Freepik」といった形式です。Freepikで素材をダウンロードすると、その素材専用のクレジットタグが自動発行される仕組みになっています。
Webサイトで使う場合は、発行されたHTMLタグをそのまま貼り付けるのが最も安全です。テキストだけでなく、リンク先を含めて表記することで、帰属を明示できます。印刷物の場合は、テキスト表記のみでも受け入れられます。
クレジット表記が不要になる条件
Premium・Premium+・Proの有料プランでは、クレジット表記が省略可能です。プロのデザインプロジェクトで、余計な情報を入れずにきれいな仕上がりにしたい場合、有料プランへの移行を検討する価値があります。
また、Freepikのツールや編集可能なテンプレート、モックアップを使って作成・編集したコンテンツにも、クレジット表記は適用されません。既存素材をそのまま使うのではなく、自分の手で加工・編集した場合は、帰属表記の義務が免除される仕組みになっています。
関連記事:Freepikを無料で使う方法|登録手順・ダウンロード制限・無料版の注意点を解説
Freepik商用利用時の禁止事項と注意点
「商用利用可能」と書かれていても、すべての用途に使えるわけではありません。ここでは、見落としやすい禁止事項と注意点を整理します。
定番の禁止事項(NFT・ロゴ・再販等)
Freepikでは、以下のような用途は明示的に禁止されています。
・NFT(Non-Fungible Token)としての販売・出品:デジタル資産としての再販は原則不可
・ロゴ・商標としての利用:企業ロゴやブランドロゴへの使用は禁止(独占的な権利を主張できないため)
・素材の再販・再配布:ダウンロードした素材をそのまま販売・共有する行為は禁止
・アダルト・暴力的・違法・非道徳的なコンテンツへの利用:品位を損なう用途への使用は禁止
特にロゴやブランド商標として使用する場合は、独占権を確保できない点が重要です。他社もFreepikから同じ素材を使う可能性があるため、企業アイデンティティを表す用途にはFreepikの素材ではなく、専属デザイナーによるオリジナル制作を選ぶのが安全です。
また、著作権はFreepikやアップロード者が保持したままである点も、押さえておきたいポイントです。無料で利用できる素材であっても、著作権が放棄されているわけではありません。「自分が作った」と偽って発表する自作発言や、Freepikの素材を自分の作品として販売する行為は、明確な規約違反にあたります。
「1クライアントのみ」など見落としやすい制限
クライアントワークで使う場合、Freepikの素材は「1クライアントのみ」に対する使用が原則です。同じ素材を複数のクライアント案件で使い回すことは、利用規約上グレーになります。
また、大量印刷用途(たとえば数千部以上のパッケージ、書籍表紙、看板など)では、Freepik素材を「一要素」として組み込む構成が求められるケースがあります。素材そのものを主役にした大量配布は、追加ライセンスが必要になる場合があるため、事前確認が重要です。
有料プランを解約した場合の扱いにも注意が必要です。解約後は使用中の素材にクレジット表記が再び必要になるケースがあるため、長期的に業務で使う予定なら、契約継続を前提とした運用設計を心がけましょう。
素材ごとの個別ライセンス確認の重要性
Freepikのすべての素材が同一の条件で使えるわけではありません。ダウンロードページには、その素材固有のライセンス情報が表示されるため、必ず素材ごとにライセンス条件を確認する習慣をつけましょう。
著作権や素材利用の詳細な実務論点は、公益社団法人 著作権情報センター(CRIC)などの信頼できる情報源を参考にすると理解が深まります。AI活用と著作権の実務論点も併せて確認してください。
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Freepikの業務活用と社内定着のポイント
Freepikを企業で使う場合、ライセンス管理、業務プロセスへの組み込み、社内定着の3点が実務での成否を分けます。
制作会社・広告・EC等での実践的な活用シーン
Freepikが実務で活きるのは、Webサイトのアイキャッチ画像、広告バナーの背景素材、営業資料のイラスト、SNS投稿のグラフィック、印刷物のデザインパーツなどの制作場面です。ゼロからデザインを起こすよりも、質の高い素材をベースに構成することで、制作スピードを大幅に短縮できます。
マーケティング全体でのビジュアル活用は、画像生成AIのマーケティング活用事例や生成AIのプロンプト設計基礎も併せて参考にすると、素材とAI生成の組み合わせ方が見えてきます。
属人化を防ぐ社内ルールの整備
Freepikの業務利用でよくある失敗が、担当者ごとに違うルールで運用してしまうケースです。「Aさんは無料プランでクレジット表記していたが、Bさんは表記なしで使っていた」といった状況は、後から発覚するとブランドや法的なリスクにつながります。
対策としては、社内で「Freepik利用ルール」を明文化し、①どのプランを使うか、②クレジット表記の要否、③禁止用途の一覧、④確認手順、を全担当者で共有することです。テンプレート化しておけば、担当者の交代があっても運用が崩れません。
伴走支援によるガバナンス構築
素材の利用ルールは、AI生成物の権利管理と密接に関わります。特に、Freepik上でAI生成した素材を使う場合、その素材の権利はFreepikの規約に準じるため、社内での運用ルールも一元化しておくのが理想的です。
社内展開のガバナンスは社内AIガバナンス構築のポイント、人材育成の進め方は企業向けAI研修の設計ポイントも併せて参考にしてください。
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まとめ
Freepikは、無料プランでも商用利用が可能な貴重なストック素材サイトとして、Web制作・広告・SNS・印刷など幅広い業務で活用されています。無料プランではクレジット表記が必須ですが、Premium以上のプランに切り替えることで表記義務が省略可能です。
ただし、「商用OK」と書かれていても、NFT・ロゴ・再販・アダルト用途などの禁止事項は存在し、素材ごとに個別のライセンス条件が設定されている点は忘れてはいけません。特にクライアントワークでの利用は「1クライアントのみ」の制限があるため、注意深い運用が求められます。
単に素材を使うだけでなく、業務プロセスへの組み込みと社内ルール整備まで含めて描くことが、Freepikを事業成果につなげる近道です。導入設計から運用ルール策定、人材育成までを含めた伴走支援を活用すれば、後々のトラブルリスクを大幅に下げられます。
生成AI活用の全体像から進めたい方は、生成AIの業務活用ロードマップも併せて確認するとよいでしょう。
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この記事の監修者
石丸真平
NEXTSCALE コンサルタント / AI活用・業務効率化支援
ワイヤー段階では、監修者名、肩書き、プロフィール本文、関連リンク、著者導線がどのように入るかを確認できる構成にしています。実装時には実際のプロフィール文や外部リンク、SNSアカウント情報などに差し替える想定です。

