エクセルでAIを使う方法とは?Copilotの活用例・無料でできることと注意点
2026年8月9日
著者:NEXT SCALE編集部
監修者:石丸真平

関数を思い出せずに手が止まる、大量のデータから傾向を読み取るのに半日かかる、グラフの体裁を整えるだけで夕方になる。エクセル業務にはこうした時間の使い方が残りがちですが、AIの活用でその多くを短縮できるようになりました。
一方で、Copilotの導入にはライセンス費用がかかり、無料でできる範囲との線引きも分かりにくいのが実情です。本記事では、エクセルでAIを使う3つの方法、Copilotでできること、無料で試せる範囲、費用の考え方、業務別の活用例と注意点までを整理します。
| 確認したいポイント | 結論 | 詳細 |
| エクセルでAIを使う方法は? | 組み込み・汎用AI・専用ツールの3つ | Excel内蔵のCopilot、ChatGPTなどの汎用AI、アドイン型の特化ツールに分かれます。 |
| Copilotでは何ができる? | 関数生成から分析・グラフまで | 日本語の指示で関数を作り、傾向の要約やグラフ作成、複数工程の一括実行まで対応します。 |
| 無料でも使える? | 汎用AIを併用すれば可能 | ChatGPTやGeminiの無料枠で関数やVBAのコードを作らせ、手動で貼り付ける形なら使えます。 |
| Copilotの費用はいくら? | 法人は月4,497円前後が目安 | ベースのMicrosoft 365ライセンスとは別に上乗せで発生する点に注意が必要です。 |
| どんな業務で効果が出る? | 集計・分析・整形の定型作業 | 経理の突合、売上の分析、名簿の表記統一など、繰り返し発生する作業ほど効果が出ます。 |
| 使うときの注意点は? | 検算とデータの取り扱い | AIの集計結果をそのまま判断に使わず、機密データの送信可否も事前に決めておきます。 |
| 精度を上げるコツは? | 表を整えて指示を具体化する | 見出し行の統一やセル結合の解消といった下準備が、そのまま出力の質に直結します。 |
この記事でわかること
- エクセルでAIを使う3つの方法と、それぞれが向いている場面
- Copilot in Excelでできることと、エージェントモードなど最新機能の位置づけ
- 無料の生成AIで代替できる範囲と、そこで生じる限界
- 法人・個人それぞれの費用構造と、投資対効果の考え方
- 業務別の活用例、指示の書き方の型、そして検算とデータ管理の注意点
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エクセルでAIを使うとは?3つのアプローチ
エクセルとAIの組み合わせと言っても、実現の手段はひとつではありません。費用も使い勝手も大きく異なるため、まず全体像を押さえます。
検討の出発点は、扱うデータの機密性と、かけられる費用の2軸です。この2つが決まれば、選ぶべき手段はおおむね絞られます。逆にここが曖昧なまま比較を始めると、機能の一覧を眺めるだけで判断がつかない状態に陥ります。
Excelに組み込まれたAIを使う
最も統合度が高いのが、Microsoftが提供するCopilotをExcel内から使う方法です。リボンに追加されたボタンから起動し、画面の右側に表示される入力欄に日本語で指示を出します。
この方式の利点は、ファイルを別のサービスにアップロードする必要がないことです。シート上のデータをそのまま読み取って処理するため、データが外部に出ることを避けたい業務でも導入のハードルが下がります。
前提として、対象となるMicrosoft 365のライセンスが必要です。すでに全社でMicrosoft 365を導入している企業であれば有力な選択肢になりますが、そうでない場合は初期の負担が大きくなります。
3つの方法は排他ではありません。日常の関数作成は無料の汎用AIで済ませ、機密性の高いデータを扱う業務だけ組み込み型を使うといった併用も現実的です。用途ごとに手段を切り替える前提で考えると、全社一括で決める必要はなくなります。
汎用の生成AIにファイルや質問を渡す
ChatGPTやClaude、GeminiといったAIに、やりたいことを説明して関数やコードを作ってもらう方法です。生成された式をコピーしてエクセルに貼り付けるという、手作業を挟む形になります。
無料の枠でも十分に実用に足りる点が最大の利点です。ファイルをアップロードして集計やグラフ作成まで任せることもできますが、社外のサービスにデータを送ることになるため、扱う情報の性質を踏まえた判断が必要になります。生成AIの基礎は生成AIとは?仕組みと従来AIとの違いを解説で整理しています。
使い始める前に、シートに何を任せたいのかを言語化しておくと選定がぶれません。計算式を作りたいのか、傾向を読み取りたいのか、データを整えたいのか。目的によって、必要な機能も許容できる待ち時間も変わってきます。
アドインや特化ツールを使う
エクセルに組み込んで使うアドイン型のサービスも複数あります。セルの中で関数のように呼び出せるものや、データの整形に特化したものなど、性格はさまざまです。
特定の作業に絞れば、汎用のAIより速く正確に処理できる場合があります。導入前に確認したいのは、データの送信先とその取り扱い、そして提供が継続される見込みです。業務に組み込むほど、途中で使えなくなったときの影響は大きくなります。
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Copilot in Excelでできること
エクセルに組み込まれたAIの機能は、関数の作成から複数工程の自動実行まで広がっています。代表的なものを整理します。
自然言語で関数を作る
最も使用頻度が高い機能です。VLOOKUPやSUMIFSといった関数名を知らなくても、やりたい計算を日本語で伝えるだけで適切な式が挿入されます。
たとえば「商品名にプレミアムを含む行の金額の平均を出して」と指示すれば、条件付きの集計関数が生成されます。生成された式はセル上で確認と編集ができるため、内容を検算してから確定できる点が実務では重要になります。
既存の式の意味を説明させる使い方も有効です。前任者が組んだ複雑な数式を引き継いだとき、何をしている式なのかを解説させることで、修正の判断がつきやすくなります。
関数名を覚える必要がなくなることで、これまで一部の人に集中していた作業を分散できる点も見逃せません。特定の担当者しか触れないファイルが減れば、休暇や異動の際の業務停止も起きにくくなります。
データの傾向を要約する
数百行、数千行のデータを渡して、傾向や気になる点を挙げさせる使い方です。売上が落ち込んでいる期間、平均から大きく外れている値、増加が続いている区分などを言葉で返してくれます。
人が目視で拾うには時間がかかる作業を、着眼点の候補出しとして任せられます。結論そのものではなく、確認すべき箇所の絞り込みに使うという位置づけにしておくと、精度の問題に振り回されずに済みます。
データの整形に使う場面も増えています。表記の揺れの統一、不要な空白の除去、日付形式の統一といった処理は、手作業では時間がかかるうえに見落としも起きます。条件を伝えて一括で処理させれば、作業時間と誤りの両方を減らせます。
グラフとピボットテーブルの作成
グラフの種類を選び、データ範囲を指定し、軸や凡例を整えるという一連の作業を、指示ひとつで代行させられます。ピボットテーブルの作成も同様に、集計したい軸を伝えるだけで組み立てられます。
作成後の微調整は手作業になりますが、ゼロから組む手間は大きく減ります。試しに複数の切り口でグラフを作らせ、見え方を比べてから採用するという進め方も現実的になりました。
資料の見栄えを整える作業も任せられます。条件付き書式の設定、桁区切りの統一、見出し行の書式調整といった細かな整形は、指示すれば一括で処理されます。手数の多い作業ほど、削減できる時間は大きくなります。
複数工程の一括実行とセル内での呼び出し
近年の機能強化で、複数の手順をまとめて実行できるモードが追加されました。「月別に集計し、前年比を計算し、棒グラフで表示する」といった複合的な依頼を、一度の指示で完結させられます。
セルの中に直接AIを呼び出す関数も提供が進んでいます。表の1列として要約や分類を並べられるため、AIの処理を表計算の一部として組み込める点が従来との違いです。提供の条件はライセンスや更新状況によって変わるため、自社環境で使えるかは確認が必要になります。
無料でできる範囲と方法
有料ライセンスがなくても、AIの恩恵を受ける方法はあります。手作業が挟まる分だけ手間はかかりますが、費用をかけずに始められます。
スクリーンショットを渡して尋ねる方法も有効です。表の一部を画像として貼り付ければ、構造を文章で説明する手間が省けます。ただし画像に機密情報が写り込んでいないかは、送信前に必ず確認してください。
汎用AIに関数を作らせる
無料の生成AIに「こういう表があり、こういう計算をしたい」と伝えれば、該当する関数を返してくれます。表の構造を具体的に伝えるほど、そのまま使える式が返ってきます。
伝え方のコツは、列の並びと1行目の見出し、データの開始行を明示することです。「A列に日付、B列に商品名、C列に金額が2行目から入っている」という前提を添えるだけで、修正なしで動く式が返る確率は大きく上がります。
エラーが出たときの対処も依頼できます。エクセルが返した警告文をそのまま貼り付け、原因と修正案を尋ねれば、どこが問題なのかを言葉で説明してくれます。原因の切り分けにかかっていた時間を、大きく短縮できる使い方です。
VBAやマクロのコードを書かせる
繰り返しの作業を自動化したい場合、VBAのコードを生成させる方法があります。ファイルの一括整形、シートの分割、定型帳票の出力といった処理を、プログラミングの知識がなくても組めるようになりました。
動かない場合は、エラーメッセージをそのまま貼り付けて修正を依頼します。何度かのやり取りで動く状態まで持っていける場合がほとんどです。指示の出し方はプロンプトの書き方と業務で使えるテンプレートで解説しています。
生成されたコードは、必ず複製したファイルで試します。マクロの実行は元に戻せない操作を含むことがあるため、本番のファイルにいきなり適用するのは避けてください。動作を確認してから本番へ移す手順を、はじめから習慣にしておきます。
無料でやるときの限界
手作業が挟まる点が最大の制約です。式を貼り付ける、結果を確認する、修正を依頼するという往復が発生するため、シート内で完結する方式に比べると時間はかかります。
扱えるデータ量にも上限があります。数万行規模のファイルをそのままアップロードする運用は、無料枠では現実的ではありません。まず無料で試し、物足りなさを感じた時点で有料を検討するという順序が、費用面では合理的です。
利用に必要なライセンスと費用
有料での導入を検討する場合、費用の構造を正しく理解しておく必要があります。表示されている金額だけを見ると、実際の負担を読み違えます。
費用は3つに分解して捉えます。ベースとなるライセンス費、AI機能の上乗せ分、そして導入時の教育や整備にかかる社内の工数です。3つ目を見落とすと、想定より効果が出るまでの期間が延びます。
法人向けの料金構造
法人向けのMicrosoft 365 Copilotは、1ユーザーあたり月額4,497円前後(年間契約、税抜)が通常価格の目安です。中小企業向けに提供されるアドオンや、上位のバンドルなど複数の選択肢が用意されています。
押さえておくべきは、この金額がベースのMicrosoft 365ライセンス費とは別に上乗せされる点です。既存のライセンス費と合算した総額で判断しないと、想定より負担が大きくなります。価格改定やキャンペーンが入ることもあるため、最新の条件はMicrosoft公式の料金ページで確認してください。
無償の試用期間が用意されている場合もあります。全社導入の前に、実際の業務データで数週間試せる期間を確保できると、判断の精度が上がります。契約前に、試用の可否と条件を確認しておいてください。
個人向けの選択肢
個人で使う場合、Microsoft 365の個人向けプランでAI機能を利用できる形になっています。プランによって使える範囲が異なるため、Excelでどこまでの機能が必要かを整理してから選びます。
個人利用で試してから社内展開を検討する、という進め方も可能です。担当者が1名だけ契約して業務での有効性を確かめれば、全社導入の判断材料が具体的になります。
ライセンスの体系は改定が入りやすい領域です。新しいプランの追加や既存プランの統合が続いているため、複数年の契約を検討する場合は、更新時の条件変更を織り込んだ計画にしておくと安全です。
投資対効果の考え方
判断の基準は、対象者が月に何時間をエクセル作業に使っているかです。月額4,500円前後は、時給換算で2時間分に満たない金額にあたります。関数の調査やグラフ整形に月2時間以上を費やしているなら、回収の目処は立ちます。
全員に配る必要もありません。エクセルを日常的に触る部門や職種に絞って導入し、効果を確かめてから広げる形にすれば、初期の負担を抑えられます。
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業務別の活用例と指示のコツ
効果が出やすいのは、繰り返し発生し、手順が決まっている作業です。部門ごとの具体例を挙げます。
経理・請求まわり
入金データと請求データの突合、勘定科目ごとの集計、月次推移の作成といった作業が対象になります。表記の揺れを統一する処理も、条件を伝えれば一括で処理できます。
決算に関わる数値では、AIの出力をそのまま使わず必ず検算します。根拠となった式を残す運用にしておけば、監査や引き継ぎの際にも説明ができる状態を保てます。
定型帳票の作成も相性のよい領域です。毎月同じ形式で作る資料であれば、一度指示の型を確立してしまえば、翌月以降は同じ指示を使い回せます。積み上がる削減効果を見込める作業から着手してください。
営業・売上分析
担当者別、商品別、地域別の集計と比較が主な用途です。前年同月比の算出、伸びている区分と落ちている区分の抽出、上位顧客の一覧化などを、指示ひとつで進められます。
会議資料の作成では、集計からグラフ化までを一連で依頼できる点が効いてきます。数字を並べるだけの作業から、なぜその数字になったのかを考える時間へと配分を移せます。
見込み顧客のリスト整備にも使えます。重複の抽出、業種の分類、社名の表記統一といった作業は、件数が増えるほど手作業では追いつかなくなる領域です。営業活動の前段にある準備の時間を圧縮できます。
人事・労務
勤怠データの集計、残業時間が基準を超えている社員の抽出、名簿の表記統一といった作業が対象です。氏名や住所の形式を揃える処理は、手作業では時間がかかるうえに誤りも起きやすい領域にあたります。
個人情報を扱うため、使う手段には注意が必要です。外部サービスへのアップロードを避け、シート内で完結する方式を選ぶか、氏名などを伏せたうえで処理する運用にします。
指示の書き方の型
伝えるべき要素は4つです。対象の範囲、やりたい処理、出力の形式、そして結果を置く場所です。「B2からD500の範囲で、商品ごとの合計をF列に降順で出して」という粒度まで具体化すると、意図どおりの結果が返ります。
一度で決まらない場合は、条件を足しながら調整します。長い指示を一度に書くより、基本の処理を実行させてから条件を追加する進め方のほうが、結果は安定します。
企画・マーケティング
アンケートの自由記述を分類する、広告の実績データから傾向を読み取る、複数のシートに分かれた数値を1枚にまとめるといった作業が対象になります。定型化しにくい分析ほど、着眼点の候補出しとしての価値が高まります。
自由記述の分類では、分類の基準を先に人が決めておくことが重要です。基準を示さずに任せると、分類の粒度が回ごとに変わり、前月との比較ができなくなります。
エクセルでAIを使うときの注意点
便利さと引き換えに、注意すべき点もあります。運用を始める前に社内で共有しておきたい3点を挙げます。
計算結果は必ず検算する
AIが生成した式が、意図と違う範囲を参照していることがあります。見た目の数字がもっともらしいだけに、誤りに気づきにくい点が厄介です。
対策は、小さなデータで手計算と突き合わせてから本番の範囲に広げることです。検算なしにAIの集計を経営判断に使わないという原則を、社内のルールとして明示しておきます。
誤りが起きやすいのは、条件が複雑な集計と、複数のシートをまたぐ参照です。この2つに該当する処理では、必ず件数や合計値を別の方法で突き合わせてから採用してください。
社外に出してよいデータかを確認する
外部サービスにファイルをアップロードする方式では、送信した内容の扱いが規約に依存します。顧客情報、人事データ、未公表の財務数値などは、送信の可否を事前に定めておく必要があります。
法人契約であれば、入力内容が学習に使われない設定を選べるサービスが多くあります。無料枠と有料の法人契約では前提が異なる点を、利用者全員が理解している状態にしておきます。
ファイルの作り方を整える
AIが正しく読み取れるかは、表の作り方に大きく左右されます。セルの結合、複数行にまたがる見出し、空白行を挟んだ表、1つのシートに複数の表が並ぶ構成は、いずれも誤読の原因になります。
1行目に見出し、2行目からデータという単純な構造に整えるだけで、出力の質は目に見えて変わります。表の整備は前処理ではなく、成果を左右する本体の作業だと捉えたほうが実態に合います。
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AIに任せない作業を決める
何を任せるかと同じくらい、何を任せないかを決めておくことが運用を安定させます。最終的な数値の確定、他社に提出する資料の作成、契約に関わる計算などは、人が責任を持つ領域として線を引いておきます。
線引きが曖昧なままだと、担当者ごとに判断が分かれます。任せる範囲を文書化して共有するところまでを、導入作業の一部として組み込んでください。
社内に定着させる進め方
ライセンスを配っただけでは、使う人と使わない人に分かれます。定着させるための順序を整理します。
使う人を増やす前に、成功例を1つ作っておくことも有効です。他部門の担当者にとっては、機能の説明より「隣の部署がこの作業を半分の時間で終えている」という事実のほうが動機になります。
対象業務と担当を絞って始める
全社に一斉展開するより、効果が見込める部門と業務を一つ選んで始めるほうが確実です。月次で必ず発生し、手順が決まっていて、時間のかかっている作業が候補になります。
最初の一つで明確な短縮が出れば、他部門への展開は進めやすくなります。一つ目を確実に成功させることが、二つ目以降の速度を決めるという構図は、AI活用全般に共通します。
推進する担当者を決めておくことも欠かせません。兼務のまま進めると通常業務が優先され、検証が止まります。何割の時間をこの取り組みに充てるのかを事前に決め、上長が承認した状態を作っておくと進みやすくなります。
プロンプトを共有資産にする
うまくいった指示の書き方を、個人の中に留めない仕組みが必要です。業務ごとに使える指示文を一覧にまとめ、誰でも参照できる場所に置いておきます。
共有の場は、社内のドキュメントでも構いません。件数が増えて探しにくくなった段階で、検索できる仕組みへの移行を検討します。社内向けの情報活用はAIチャットボット導入の進め方と社内活用のポイントもあわせてご覧ください。
効果の測り方を決めておく
導入前に、何をもって成果とするかを数値で決めます。対象業務の所要時間、月次締めのリードタイム、差し戻しの件数といった指標が使いやすい候補です。
総務省の令和7年版 情報通信白書でも、生成AI導入時の懸念として効果的な活用方法が分からないという回答が最も多く挙がっています。この課題はツールの配布では解消しません。使い方を学ぶ機会をあわせて用意することが、定着の前提になります。学習設計はAI人材の育成方法と社内研修の設計手順で解説しています。
同じ処理を毎月繰り返す段階に入ったら、仕組み化を検討します。都度AIに指示を出すより、処理を固定した形で自動化したほうが速く、結果も安定します。手作業で回せる量を超えたかどうかが判断の目安です。進め方はAI開発とは?種類・費用相場・開発の流れと会社の選び方で整理しています。
まとめ
エクセルでAIを使う方法は、Excelに組み込まれたCopilotを使う、汎用の生成AIに関数やコードを作らせる、アドイン型のツールを使うという3つに整理できます。データを外に出さずに済むのは1つ目、費用をかけずに始められるのは2つ目という違いがあります。
Copilotでは、日本語での関数生成、傾向の要約、グラフやピボットテーブルの作成、複数工程の一括実行までが可能です。法人向けの費用は1ユーザーあたり月額4,497円前後が目安で、ベースのライセンス費とは別に発生します。エクセル作業に月2時間以上を費やしているなら、回収の目処は立ちます。
運用面では、検算を必ず挟むこと、社外に出してよいデータの範囲を決めること、そして表の構造を整えることが要点になります。対象業務を絞って始め、うまくいった指示を共有資産にする進め方が、定着までの最短距離です。
社外AI役員サービスご紹介資料
この資料でこんなことがわかります!
- 社外AI役員とは
- 支援内容
- 導入の進め方
- 導入実績・効果
\3ステップで簡単入力/
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この記事の監修者
石丸真平
NEXTSCALE コンサルタント / AI活用・業務効率化支援
ワイヤー段階では、監修者名、肩書き、プロフィール本文、関連リンク、著者導線がどのように入るかを確認できる構成にしています。実装時には実際のプロフィール文や外部リンク、SNSアカウント情報などに差し替える想定です。

